成就院 (横浜市)
表示
成就院の本堂 | |
所在地 | 神奈川県横浜市港南区笹下4丁目11-5 |
位置 | 北緯35度23分19.7秒 東経139度35分53.3秒 / 北緯35.388806度 東経139.598139度座標: 北緯35度23分19.7秒 東経139度35分53.3秒 / 北緯35.388806度 東経139.598139度 |
山号 | 梅花山 |
宗派 | 真宗高田派 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 不明※浄土真宗開基は1214年(建保2年) |
開基 | 祐玄法印 |
中興年 | 1849年(嘉永2年) |
中興 | 花園硯城 |
正式名 |
梅花山成就院 梅花山成就坊南無佛院(梅花山南無佛院成就坊) |
別称 | 曲田山上行寺 |
公式サイト | 真宗高田派・梅花山成就院 |
法人番号 | 6020005001036 |
成就院(じょうじゅいん)は神奈川県横浜市港南区笹下にある真宗高田派の寺院。山号は梅花山(ばいかざん)[1]。
概要
[編集]正確な創建年代は不明。もとは法相宗寺院で曲田山上行寺といったが、1214年(建保2年)、当時の住僧・祐玄法印が親鸞に師事し浄土真宗に改宗した。その後、15世紀に浄土真宗本願寺派8世蓮如より「成就坊」の坊号を附与され、江戸時代前期には本願寺派13世良如より「梅花山」の山号を贈られ梅花山成就坊と称した(『新編武蔵風土記稿』巻之八十・久良岐郡之八[2])[3]。
1849年(嘉永2年)の火災で本堂や多くの寺宝が焼失し一時衰退するが、1890年(明治23年)に第23代花園硯城が再建した。1954年(昭和29年)より現在の「成就院」を称した[3]。
2014年(平成26年)には、祐玄法師の改宗から800年にあたり、本堂を再々建した[4][5]。
また成就院のある高台は、かつては小田原後北条氏配下の武将・間宮康俊らの居城笹下城であったとされ、当寺の山門は近世に間宮氏陣屋門を移築したものと伝わる[6][7]。
境内の樹齢約700年のマキ(槙)は1849年(嘉永2年)の火災で片側が焼けたために「片身の槙」と呼ばれる[8]。
文献
[編集]- 港南の歴史発行実行委員会『区制10周年記念・港南の歴史』(1979)101-115頁・509-511頁
- 港南の歴史研究会『こうなん道ばたの風土記』(1986初版・1999改訂版)18-19頁
- 「雑色村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ80久良岐郡ノ8、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763986/72。