愚民政策
ナビゲーションに移動
検索に移動
愚民政策(ぐみんせいさく)とは、人民の関心を学問と政治に向けさせないことを目的として、意図的に人民を愚民化させるという政策。反エリート・反知性・反公権力をマスメディアを通じて大衆に流すことが見られる
概要[編集]
近代国家では、通常義務教育制度が採用されている。『日本国憲法』においても「教育」は国民の権利の一つに挙げられている。国民を育成するという側面がある[1]。また政治をするには為政者にある程度の教養が必要であり、市民革命以前の封建制国家などでは教育による知識の習得は一部の特権階級の独占物であり、知識階級とも表現された。そのため大多数の庶民には政治に参画する機会が奪われたままであり、また庶民の大半が参政権を否定されている状態に疑問を持つだけの水準の教育を受けていなかった。
海外での例[編集]
- 東西に分裂するまでのローマ帝国における、パンとサーカス
- 植民地時代のラオス[2]
- 独裁政権時代の韓国で実施された3S政策(この名称はスクリーン・スポーツ・セックスという人民が特に好む3つの娯楽の頭文字から来ている。後述のように3S政策は韓国だけでなくGHQ占領下の日本でも行われた。)
日本での例[編集]
江戸時代[編集]
『水戸藩史料』に徳川斉昭が、「百姓に学問など全く不要だ」「ただひたすら農耕に励んでさえいればよい」と公言した上で、農民を「愚民」「頑民」と呼んでいたことが記述されており、常陸国の9割は農民だが、政治的発言を許さないよう、学問(読み書き)を禁じ、身分制を厳格にすることで愚民策が取られていた(この場合、娯楽提供ではなく、社会思想から身分的本分を外れるなという主張がなされた)。
「慶安御触書」も参照
GHQ占領下(1945〜1951)
現代[編集]
「メディアが安全保障に関わるニュースを放送しないのは一種の愚民化政策ではないか」という指摘がある[3]。