小林栗奈

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小林 栗奈
(こばやし くりな)
誕生 (1971-02-18) 1971年2月18日(53歳)
職業 小説家
ファンタジー作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
ジャンル ファンタジー
主な受賞歴 暮らしの小説大賞出版社特別賞(2016年)
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小林 栗奈(こばやし くりな、1971年[1]2月18日[2] - )は、日本小説家ファンタジー作家。会社員[1]山梨県生まれ[2]

経歴・人物[編集]

中央大学文学部社会学科卒業[2]1995年集英社が主催した第4回ファンタジーロマン大賞(現ノベル大賞)佳作入賞作『海のアリーズ』で作家デビュー。1990年代に集英社スーパーファンタジー文庫から5作を出版するも、1998年を最後に10年以上の沈黙が続いていた。

2016年、ファンタジー小説「利き蜜師」で産業編集センター出版部が主催する第3回暮らしの小説大賞出版社特別賞を受賞する(大賞は和田真希「遁」)[3][4]。受賞に際し、「小説を書いているときや小説の話をしているときは、目がきらめいていると言われることがある」「いつまでも物語とともに歩みたいと願っている」と語っている[3]。同年、同作を『利き蜜師物語 銀蜂の目覚め』と改題し刊行[5]

作品リスト[編集]

単行本[編集]

  • 海のアリーズ(1995年7月 集英社スーパーファンタジー文庫
  • 島(1996年9月 集英社スーパーファンタジー文庫)
  • 仮想殺人(1997年2月 集英社スーパーファンタジー文庫)
  • 声(1997年6月 集英社スーパーファンタジー文庫)
  • ひとり(1998年7月 集英社スーパーファンタジー文庫)
  • 利き蜜師物語 銀蜂の目覚め(2016年9月 産業編集センター
  • 利き蜜師物語2 図書室の魔女(2017年4月 産業編集センター)
  • 利き蜜師物語3 歌う琴(2017年11月 産業編集センター)
  • 利き蜜師物語4 雪原に咲く花(2018年5月 産業編集センター)
  • 骨董屋・眼球堂(2019年4月 産業編集センター)
  • 西新宿 幻影物語(2020年2月 産業編集センター)
  • 骨董屋・眼球堂 2 エディス・グレイの幻の絵(2020年12月 産業編集センター)

アンソロジー収録作品[編集]

「」内が収録されている小林栗奈の作品

  • ゆきのまち幻想文学賞小品集20(2011年4月 企画集団ぷりずむ)「スノードーム」
  • ゆきのまち幻想文学賞小品集22(2013年3月 企画集団ぷりずむ)「メロディ」
  • ゆきのまち幻想文学賞小品集23(2014年4月 企画集団ぷりずむ)「春の伝言板」
  • ハートフル童話集 宮城学院2014(2014年5月 第6回「宮城学院ハートフル童話賞」実行委員会編)「雪の万華鏡」
  • ゆきのまち幻想文学賞小品集25(2015年10月 企画集団ぷりずむ)「春夏秋冬」
  • ゆきのまち幻想文学賞小品集26(2017年3月 企画集団ぷりずむ)「五月の香る雪」

雑誌掲載作品[編集]

  • 「さくら散る」(ショート・ファンタジー入選作9) - 『詩とファンタジー』No.37(2018年4月6日)
  • 「ボタンの森」(第42回作品募集佳作) - 『飛ぶ教室』53号(2018年4月25日)
  • 「ホワイトエッグ」(第53回作品募集佳作) - 『飛ぶ教室』64号(2021年1月25日)

出典[編集]

  1. ^ a b 第3回「暮らしの小説大賞」受賞作決定! 大賞は神奈川県の限界集落に住む女性の作品 | ダ・ヴィンチニュース
  2. ^ a b c 『声』集英社スーパーファンタジー文庫(1997年)「著者紹介」より。
  3. ^ a b 第3回受賞作 大賞『遁(とん)』 出版社特別賞『利き蜜師』|暮らしの小説大賞/主催は産業編集センター出版部
  4. ^ 【新文化】 - 産業編集センター、第3回「暮らしの小説大賞」を決定
  5. ^ 利き蜜師物語 銀蜂の目覚め|小説・エッセイ|産業編集センター出版部-SHCブックス

外部リンク[編集]