天久りうぼう楽市

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天久りうぼう楽市
AMEKU RYUBO RAKUICHI
地図
店舗概要
所在地 900-0005
沖縄県那覇市天久1丁目2番1号
開業日 2000年10月6日
敷地面積 40,000 m²
延床面積 14,190 m² 
商業施設面積 13,516 m²
中核店舗 リウボウストア
店舗数 12
営業時間 テナントにより異なる
駐車台数 850台
りうぼう
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天久りうぼう楽市(あめくりうぼうらくいち)は、沖縄県那覇市天久にあるリウボウストアが運営する複合商業施設である。

概要[編集]

所在地である那覇市天久の新都心地区は、第二次世界大戦後の1953年米軍の住宅地の建設を目的に、強制接収[1]され、1987年に全面返還され造成された都市域である。

同施設は約300メートルの長さを持つ2棟からなるオープンモールで構成される。西棟(国道58号側)に天久りうぼう、スポーツデポなどが、東棟(おもろまち駅側)にユニクロベスト電器などが入居している。住所は西棟が天久1丁目2番地、東棟が天久1丁目1番地となっている[注 1]。キーテナントである食料品を扱う天久りうぼうは24時間営業である。

同施設に入居するレストランびっくりドンキーアレフ札幌市)は、石垣エスエスグループ(石垣市)のフランチャイズによる運営である。2000年2月に同施設への出店を発表[2]し、開業と同時に沖縄進出を果たした。また、スポーツデポも同施設が沖縄1号店である。

開業当時、同施設を運営するリウボウグループが、西友と資本関係にあったことから、スーパーマーケットを中核に構成するネイバーフッド型ショッピングセンターである「西友楽市[3]」の形態に類似している。

沿革[編集]

  • 1999平成11)年4月2日 - 「りうぼう天久タウン(仮称)」の出店を発表[4]
  • 2000(平成12)年10月6日 - 「天久りうぼう楽市」開業。
  • 2007年(平成19)年
    • 2月9日 - 住民票や印鑑登録証明書などを交付する自動交付機が天久りうぼうに設置。民間施設への設置は沖縄県内では初めて(のちに撤去)。
    • 10月1日 - 「レジ袋有料化実証実験」により、同日よりレジ袋を有料化(現在は県内全域で導入済み)。
  • 2015(平成27)年1月28日 - 中核店舗の天久りうぼうが他店に先駆けて生鮮食品の品揃えを拡充した新ブランド「RYUBO FOOD MARKET」にリニューアル[5]。これに合わせ、西棟を中心にテナント部分を含む大規模な改装が施された。

主要店舗[編集]

西棟[編集]

  • 天久りうぼう - 24時間営業
  • ダイソー[注 2](リウボウストアが運営) - 24時間営業
  • スポーツデポ - 沖縄進出1号店
  • auショップ

東棟[編集]

  • ベスト電器
  • ユニクロ
  • 無印良品(リウボウストアが運営) - Tポイント利用可
  • カプリチョーザ
  • びっくりドンキー - 沖縄進出1号店

別館[編集]

  • マクドナルド
  • 沖縄銀行

アクセス[編集]

路線バス
  • 合同庁舎前バス停下車、徒歩約2-5分・楽市前バス停(おもろまち駅前広場方面のみ設置)下車、徒歩すぐ
    • 3番・松川新都心線 (那覇バス
    • 7番・首里城下町(久茂地)線 (沖縄バス
    • 10番・牧志新都心線 (那覇バス) ※楽市前バス停は通過しない
    • 11番・安岡宇栄原線 (那覇バス) ※那覇新都心経由のみ
    • 21番・新都心具志川線 (琉球バス交通
    • 200番・糸満おもろまち線 (沖縄バス)
    • 223番・具志川おもろまち線 (琉球バス交通)
    • 227番・屋慶名おもろまち線 (沖縄バス)
    • 228番・読谷おもろまち線 (琉球バス交通・沖縄バス)
    • 235番・志多伯おもろまち線 (沖縄バス)
    • 263番・謝苅おもろまち線 (琉球バス交通)
  • おもろまち三丁目バス停下車、徒歩約2-5分・楽市前バス停(浦添方面のみ設置)下車、徒歩すぐ
    • 99番・天久新都心線 (琉球バス交通)

備考[編集]

開店当時の新聞記事においては店舗数が12店舗となっているが、実際にはキーテナントである天久りうぼうの中にもいくつか専門店が入っており(旅行代理店や飲食店など)、記事内での12店舗にはそれらの店舗は含まれていないと考えられる(開店当日の新聞広告のフロアガイドにはりうぼう内の専門店は掲載されていない。ただし、店舗の紹介はされていた)。[6]

脚注[編集]

[編集]

  1. ^ 実際には、「東棟」「西棟」という呼称はされていないが、当記事では位置関係を分かりやすく説明するため、便宜上この呼称を用いている。
  2. ^ なお、店頭看板は「ザ・生活百円館」が掲げられている

出典[編集]

  1. ^ 「県都の顔に“大変身”/基地跡利用のモデルに/あすから「街びらき祭」/那覇新都心地区整備」『沖縄タイムス』、2000年10月6日、朝刊、31面。「那覇新都心地区は国道58号、330号に挟まれ、天久、上之屋にまたがる二百十四ヘクタール。一九五三年に米軍人軍属の住宅地の建設を目的に、文字通り“銃剣とブルドーザー”で強制接収された。後に米軍牧港住宅地区になり、計約百九十二ヘクタールが、七七年に二十三ヘクタール、八五年に二ヘクタール、八七年に百六十七ヘクタールと細切れ返還された。」
  2. ^ 「アレフが沖縄進出/食材は福岡工場から空輸」『沖縄タイムス』、2000年2月1日、朝刊、9面。
  3. ^ さまざまな形態”. 株式会社西友. 2004年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  4. ^ 「リウボウ新都心進出、来年10月オープン」『沖縄タイムス』、1999年4月3日、朝刊、9面。「スーパー経営のリウボウストア(片岡英二社長)は二日、那覇市内のホテルで二〇〇〇年十月に那覇新都心にショッピングセンター「りうぼう天久タウン(仮称)」を開店させる方針を発表した。スーパーマーケットの「りうぼう」と専門店の「無印良品」を中心に各種専門店を集積させるほか、大型アミューズメントや飲食店、診療所や銀行など生活サービスも取り入れた複合的ショッピングセンターを想定している。」
  5. ^ 「高品質の「食」提供/リウボウストア 天久改装、豊崎も」『琉球新報』、2015年1月29日、朝刊、5面。
  6. ^ . 琉球新報. (2000年10月6日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-116356-storytopic-86.html 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯26度13分48秒 東経127度41分26秒 / 北緯26.23000度 東経127.69056度 / 26.23000; 127.69056