大東文化芸術中心
大東文化芸術中心 Dadong Arts Center | |
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情報 | |
通称 | 大東文化芸術センター |
正式名称 | 大東文化藝術中心 |
完成 | 2012年5月23日 |
開館 | 2012年4月20日 |
開館公演 | 紙風車劇団 |
客席数 | [1]800席 |
延床面積 | [1]37,020m² |
用途 | 劇場 |
設計 |
張瑪龍+陳玉霖建築師事務所[1]、 デ・アーキテクテン・シー[1] |
運営 | [1]高雄市政府文化局 |
所在地 | |
位置 | 北緯22度37分30秒 東経120度21分48秒 / 北緯22.62500度 東経120.36333度座標: 北緯22度37分30秒 東経120度21分48秒 / 北緯22.62500度 東経120.36333度 |
アクセス | 高雄捷運大東駅 |
特記事項 | 開館日以外は図書館部分などを含めた全体[1]。 |
大東文化芸術中心(だいとうぶんかげいじゅつちゅうしん)は台湾高雄市鳳山区にある劇場と図書館。市立大東国民小学の敷地にあり、800席のコンサートホール、半野外劇場、展覧館(エキシビジョン・ホール)、図書館で構成される。 光遠路対面の大東公園とともに大東文化芸術園区を形成している。
地歴
[編集]鳳山渓右岸、大東公園(旧称:中山公園)に位置する。 元は1938年にこの地に移転してきた大東公学校の校舎を前身とする市立大東国民小学の校舎があった[2]。
高雄県と旧高雄市との合併により新生高雄市発足とともに、中正公園の大東公園へのリニューアル、老朽化した鳳山国父紀念館に代わる文化施設が大東国小旧校舎跡地に建設されることになった[3][4]。
禅定をテーマにした張瑪龍とオランダの建築事務所デ・アーキテクテン・シー(de Architekten Cie.)の案がコンペで選定され[5]、高雄ではメカノーが手がけた衛武営国家芸術文化中心や高雄駅新駅舎とともに台湾とオランダの合作となった。 施工は興亞営造工程公司で[1]、総工費は約15億ニュー台湾ドル[1]。
2008年12月5日に起工[6](p462)、演芸庁(コンサートホール)が2011年10月に先行落成、消防検査などで遅れたものの2012年3月23日に、紙風車劇団によるこけら落とし公演が行われた[7]。4月22日芸術図書館が[7]、5月23日にエキシビジョンセンターが開業し、全館開業となった[7]。
一青妙の原作を舞台化した台湾公演も当地で行われている[8]。
建築
[編集]光遠路(捷運大東駅) | 鳳山渓 | |
演芸庁 | 視覚展覧館 | |
行政棟 | 図書館棟 | |
大東国小 |
高雄の気候を考慮し、棟との繋ぎ目と外周部分には半透明の天幕が張られ、所々にある漏斗状の穴と組み合わせて直接的、間接的に自然光を取り入れて熱気球のような空間を演出している[6](p42)。天幕の穴の下には溜め池があり、天幕に降った雨水はここに注がれる。地表の熱気による膨張熱で天幕が上昇し、気流を発生させる[1]。
建屋の構造設計はアラップのアムステルダム事業所。X字型の打放しコンクリート柱と合間に埋め込まれた菱形のLow-Eガラスが外壁のアクセントになっている[1]。設計者の張瑪龍は学校建築を多く手がけており、「学校建築も都市設計の一つであり、(周囲との景観のバランスを欠くような)失敗は許されない」としている[9]。国民小学校舎跡地に建つこの劇場にも張の思考が反映された[9]。劇場内壁は木目調の独立したシェルで覆われている[1]。
大東芸術図書館
[編集] 大東芸術図書館 Dadong Arts Library | |
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施設情報 | |
正式名称 | 大東藝術圖書館 |
専門分野 | 芸術 |
事業主体 | 高雄市政府文化局 |
管理運営 | 高雄市立図書館(行政法人) |
開館 | [1]2012年4月22日(正式開館) |
所在地 | 高雄市鳳山区光遠路161号 |
公式サイト | http://dadong.ksml.edu.tw/ |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
沿革
[編集]日本統治時代の1924年11月25日に鳳山郡立図書館が設置された[10](p460)。戦後は1956年に鳳山鎮書報閲覧室を設置、1983年には40周年記念として県立図書館を県立文化中心に改称[10](p461)。1990年6月高雄県鳳山市立図書館(第一館)が落成。1994年4月1日には五甲地区に第二図書館も落成した[10](p461)。
当館は行政法人高雄市立図書館傘下の、台湾では初となるアートに特化した図書館で[11][12]、蔵書分野は文化藝術、音楽、彫刻、絵画、建築、舞踏、戯劇、映画、工芸、撮影、書道、漫画 [6](p42)。面積は1,118坪。内装は米国ボストン公共図書館を参考にした木目調[13]。2013年から4年連続で行政院教育部の補助事業「書香卓越典範館」の対象に選定されている[6](p46)。
1階は児童向けの作品を、2階は建築関連図書の蔵書およびマルチメディアで、3階はその他の図書が収蔵されている[6](pp44-45)。
受賞
[編集]また、2015年に高雄市政府が緑建築(緑の建築)に認定した[18]。
立地
[編集]交通
[編集]- バス(高雄市公車、公路客運)
周辺
[編集]- 高雄市立大東国民小学
- 大東湿地公園
- 鳳山区公所
- 鳳山県新城#小東門(東便門)
舞台となった作品
[編集]映像外部リンク | |
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大藝術家公式PV | |
Jolin Tsai -蔡依林 大藝術家The Great Artist 舞藝雙全示範帶 -蔡依林版 - YouTube 蔡依林官方專屬頻道 Jolin Tsai's Official Channel (2012年8月12日) |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l [張瑪龍+陳玉霖]大東文化藝術中心”. 欣傳媒 XINMEDIA. 2019年11月17日閲覧。 吳宜晏 (2014年4月13日). “
- ^ 認識大東 - 學校沿革”. 高雄市鳳山區大東國小. 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ 大東公園”. 鳳山區公所 (2018年3月13日). 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ 大東藝術文化園區”. 高雄市莒光國小本土教育資源中心. 2019年11月16日閲覧。 高雄市政府教育局. “
- ^ 高縣大東藝術中心競圖 張瑪龍建築師獲首獎”. 大紀元 (2006年12月15日). 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ a b c d e “閱讀「藝」級棒 走進高雄大東藝術圖書館”. 《源》雑誌 (台湾電力): 頁40-47. ISSN 1026-2423 . 容容 (2017年11-12月).
- ^ a b c 大東文化藝術中心23日起試營運”. 大紀元 (2012年3月20日). 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ “一青妙エッセー原作の舞台、12月に高雄で上演へ/台湾”. フォーカス台湾 (2019年9月6日). 2019年11月16日閲覧。
- ^ a b [張瑪龍地景、建築、構築 : 從大東文化藝術中心談起]”. 欣傳媒. 2019年11月17日閲覧。 孫維利 (2014年4月13日). “
- ^ a b c 鳳山市志
- ^ 鳳山「藝」級棒 大東文化藝術中心啟用”. 自由時報 (2012年3月24日). 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ 高雄大東文化藝術中心:大洞底下好乘涼”. 台灣中評通訊社 (2015年2月1日). 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ 高雄市大東藝術圖書館”. 國立公共資訊圖書館 (2018年5月9日). 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ 2012第卅四屆”. 建築師雑誌. 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ a b 國家卓越建設獎歷年(2006-2015)得獎名單”. 社團法人中華民國不動產協進會 (2015年6月11日). 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ 建築金石獎高市大贏家”. 台湾新生報/Yahoo奇摩 (2012年9月17日). 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ 101年4月20日(五) 公佈第十八屆(2012)建築園冶獎活動各地區得獎作品名單新聞訊息”. 社團法人高雄市建築經營協會 (2012年4月20日). 2019年11月17日閲覧。 “
- ^ 2015第四屆高雄厝綠建築大獎名單出爐”. 高雄市政府工務局 建築管理處. 2019年11月16日閲覧。 “
- ^ 《蔡依林取景》大東演藝廳 MTV中亮相”. 自由時報 (2012年8月26日). 2019年11月16日閲覧。 “
外部リンク
[編集]- 公式
- 大東文化藝術中心 高雄市政府文化局
- 大東藝術圖書館 高雄市立図書館
- 大東文化藝術中心-線上導覽 360度3Dガイド
- 大東文化芸術センター 高雄市政府観光局
- 建築家
- DADONG ART CENTER 張瑪龍+陳玉霖建築師事務所
- Art Center Dadong Cultural center in Kaoshiung Taiwan de Architekten Cie.