加藤英明 (生物化学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
加藤 英明
生誕 1986年
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 構造生物学神経科学生物化学
研究機関 東京大学
出身校 東京大学
博士課程
指導教員
濡木理
主な業績 光遺伝学に用いられる微生物型ロドプシンの構造解析Gタンパク質共役型受容体の活性化機構の解明
影響を
受けた人物
ブライアン・コビルカ
カール・ダイセロス
主な受賞歴 日本学術振興会 育志賞(2012年)
SPRUC2016 Young Scientist Award(2016年)
文部科学大臣表彰若手科学者賞(2020年)
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

加藤 英明(かとう ひであき)は、日本生物化学研究者。専門はタンパク質の構造生命科学[1][2]東京大学大学院総合文化研究科准教授。英語の原著論文においてはHideaki E. Katoと表記されている。

略歴[編集]

数学者の父のもとに生まれ、幼少期より研究者に憧れる[1][3]。中学生の時に免疫の本を読んで生物に興味を抱く[1][3]。進学した東京大学の濡木理研究室において、光遺伝学のツールとして用いられるチャネルロドプシンの結晶構造を世界に先駆けて決定し[4]、その構造はNature誌の表紙絵となった[5]。さらに別の微生物型ロドプシンの構造解析[6]も濡木研究室で行い博士号を取得した[7]。その後、スタンフォード大学のノーベル賞受賞者ブライアン・コビルカの研究室で博士研究員となり、光遺伝学の開発者であるカール・ダイセロスなどと共に、構造解析の知見を基に新しい機能を付与した新規チャネルロドプシンの作出[8]や、クライオ電顕を利用したGタンパク質共役型受容体の活性化機構の解明[9]を行った。2019年4月より現職。

経歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c STI Hz Vol.6, No.1, Part.4: (ナイスステップな研究者から見た変化の新潮流)東京大学大学院 総合文化研究科先進科学研究機構 加藤 英明 准教授インタビュー-創薬標的として重要な膜タンパク質等を視る・識る・創る研究の国内外への展開及び有用ツールの開発- | 科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)”. 2020年5月13日閲覧。
  2. ^ 五年振りの日本 - 東京大学 教養学部報 611号”. www.c.u-tokyo.ac.jp. 2019年11月19日閲覧。
  3. ^ a b 博士課程の魅力に迫る - リガクル03 - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部”. www.s.u-tokyo.ac.jp. 2019年6月18日閲覧。
  4. ^ 光駆動性の陽イオンチャネルであるチャネルロドプシンの結晶構造からその陽イオンの輸送経路と分子機構の一端を解明 : ライフサイエンス 新着論文レビュー”. first.lifesciencedb.jp. 2019年6月27日閲覧。
  5. ^ Nature, Volume 482 Issue 7385, 16 February 2012” (英語). www.nature.com. Nature. 2019年5月29日閲覧。
  6. ^ 光駆動型のNa+ポンプKR2の構造機能解析 : ライフサイエンス 新着論文レビュー”. first.lifesciencedb.jp. 2019年6月27日閲覧。
  7. ^ 学位論文「光駆動性イオン輸送体の構造機能解析とオプトジェネティクスへの展開」”. 東京大学 (2014年3月24日). 2019年5月30日閲覧。
  8. ^ アニオン透過型のチャネルロドプシンにおけるイオンの選択性およびキネティクスの構造基盤 : ライフサイエンス 新着論文レビュー” (日本語). first.lifesciencedb.jp (2018年). 2019年5月29日閲覧。
  9. ^ 浮気性GPCRの研究から見えてくるもの - 東京大学 教養学部報 第613号”. www.c.u-tokyo.ac.jp. 2019年11月19日閲覧。

外部リンク[編集]