兵庫臨港線
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兵庫臨港線 | |||
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概要 | |||
現況 | 廃止 | ||
駅数 | 4駅 | ||
路線 |
兵庫駅 - 神戸市場駅間 新川駅 - 兵庫港駅間 | ||
運営 | |||
開業 | 1911年11月1日 | ||
廃止 | 1984年2月1日 | ||
所有者 |
鉄道院→鉄道省→ 運輸通信省→運輸省→ 日本国有鉄道 | ||
路線諸元 | |||
路線総延長 |
2.7 km (1.7 mi)(兵庫駅-神戸市場駅間) 1.9 km (1.2 mi)(新川駅-兵庫港駅間) | ||
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) | ||
電化 | 全線非電化 | ||
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停車場・施設・接続路線(廃止当時) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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兵庫臨港線(ひょうごりんこうせん)は、兵庫県神戸市内にあった日本国有鉄道(国鉄)山陽本線の貨物支線の通称である。兵庫駅を起点に新川駅を経て、神戸市場駅と兵庫港駅まで延びていた。神戸港西部(通称、兵庫港)の発展とともに臨港線から分岐する専用線が拡大したが、1980年代の鉄道貨物輸送縮小に伴い、1984年(昭和59年)に全線が廃止された。
かつて神戸市場駅と湊川駅(神戸臨港線)を接続し、兵庫駅をバイパスする「神戸海岸線」の計画があった[1]が、実現しなかった。兵庫駅バイパス区間の用地買収は戦前に完了しており[2]、現在も区画に名残をとどめる。
路線データ
[編集]- 路線距離(営業キロ)
- 兵庫駅 - 神戸市場駅間2.7km
- 新川駅 - 兵庫港駅間1.9km
- 軌間:1067mm
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:なし(全線非電化)
- 閉塞方式:タブレット閉塞式によると思われる。
歴史
[編集]- 1911年(明治44年)11月1日 新川分岐点 - 新川間(0.4M≒0.64km)開業
- 1930年(昭和5年)4月1日 起点を新川分岐点から兵庫駅に変更、営業距離をマイル表記からメートル表記に変更(0.4M→1.6km)
- 1932年(昭和7年)12月16日 新川 - 神戸市場間 (1.2km) 延伸開業。兵庫 - 新川間改キロ (-0.1km)
- 1933年(昭和8年)6月21日 新川 - 兵庫港間 (1.9km) 開業
- 1984年(昭和59年)2月1日 全線廃止
駅一覧
[編集]括弧内は起点からの営業キロ
脚注
[編集]- ^ 『鉄道技術発達史』第2篇 第2,日本国有鉄道,1959. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2423736 (参照 2023-05-31)
- ^ 亀井一男『神戸の臨港鉄道』レイルNo.27 P.46 (エリエイ出版部 1990)
関連項目
[編集]- 国鉄8620形蒸気機関車 - 臨港線内の入換作業に使用されていた蒸気機関車。
- 神戸臨港線
- 和田岬線 - 同じく兵庫駅を起点とする山陽本線の支線で、兵庫駅 - 新川駅付近間を共用。