八百板洋子
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八百板 洋子(やおいた ようこ、1946年4月1日 - )は、日本の翻訳家。
略歴
[編集]福島県に生まれる。父は日本社会党の参議院議員を務めた八百板正。結婚後の本姓は折坂。
中央大学文学部卒業後、1970年ブルガリアのソフィア大学大学院に留学。 1976年『ふたつの情念』、1996年『吸血鬼の花よめ』で日本翻訳文化賞を受賞。 1999年の『ソフィアの白いばら』で産経児童出版文化賞、日本エッセイストクラブ賞受賞[1]。 2020年『金の鳥:ブルガリアのむかしばなし』で日本絵本賞受賞。
著書
[編集]- 『ソフィアの白いばら』(福音館書店) 1999、 のち文庫
- 『吸血鬼のおはなし』(齋藤芽生絵、福音館書店、月刊たくさんのふしぎ 2009年3月号) 2009
- 『猫魔ケ岳の妖怪 - 福島の伝説』(斎藤隆夫絵、福音館書店) 2017
- 『あっくんとデコやしき』(垂石眞子絵、福音館書店) 2020
翻訳
[編集]- 『ふたつの情念 ヤーヴォロフ詩集』(新読書社) 1976
- 『うそをついてごめんね』(バレリ=ペトロフ、学習研究社) 1984
- 『きんのさかな』(アンナ・ツッソーバ、学習研究社) 1991
- 『つばさをもらった月』(ほるぷ出版、世界みんわ絵本 ブルガリア) 1993
- 『吸血鬼の花よめ ブルガリアの昔話』(福音館書店) 1996、のち文庫
- 『あっ、なかないで』(フェーベ・シッラーニ、学習研究社、学研ワールドえほん) 1998
- 『きんのさかな』(ルーク・クープマン、学習研究社、学研ワールドえほん) 1999
- 『100リラのシトロン トルコのむかしばなし』(フレーベル館、しあわせの昔話) 2000
- 『やまからとらがやってきた』(学習研究社) 2001
- 『ちいさなき』(ルーク・クープマン、学習研究社) 2001
- 『ゆきをさがして』(リーク・コープマン、学習研究社) 2004
- 『おじいさんのき ブルガリア民話から』(アンナ・ツッソーバ、学習研究社) 2005
- 『やぎとぎんのすず ルーマニアの昔話』(鈴木出版、チューリップえほんシリーズ) 2006.7
- 『いちばんたいせつなもの バルカンの昔話』(福音館書店) 2007
- 『くさはらのおんがくか』(ニコライ・ストヤノフ、学習研究社) 2008
- 『ななつのほし』(アンナ・ツスソウバ、学習研究社) 2009
- 『もりのてぶくろ』(福音館書店、幼児絵本ふしぎなたねシリーズ) 2010.9
- 『3びきのくま』(レフ・トルストイ再話、ニコライ・ウスチノフ絵、学研教育みらい) 2010
- 『ナスレディンのはなし トルコの昔話』(佐々木マキ絵、福音館書店) 2012
- 『ほしをもったひめ セルビアのむかしばなし』(小沢さかえ絵、福音館書店) 2014
- 『金の鳥:ブルガリアのむかしばなし』(さかたきよこ絵、BL出版) 2018
脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』2002年