兎の眼

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兎の眼』(うさぎのめ)は、日本小説家灰谷健次郎による長編小説。また、この小説を原作として作られたドラマおよび映画作品である。「兎の」と誤記されることもあるが、正確な表記は「兎の」である。

概要[編集]

ゴミ焼却場のある町の小学校を舞台に、大学を卒業したばかりの若い女性教師が直面する出来事や出逢いを通して、児童たちと共に成長する姿を描いた作品。

22歳の新任教師である小谷(こたに)先生が受け持った1年生のクラスには、石のように押し黙ってしゃべらない「処理所の子」鉄三がいた。「教員ヤクザ」のあだ名を持つ同僚の足立先生は、小谷先生が鉄三のタカラモノを見落としているかもしれないと示唆するのだが…。

ハエの生態に詳しい鉄三を始めとする個性的な小学生たち、壮絶な過去を持つバクじいさんなど、様々な子供や大人達の姿が、教師経験を持つ灰谷の筆によって鮮やかに描かれている。

書誌[編集]

イラストは、理論社版(文芸書版を除く)では長谷川知子が、フォア文庫では長新太がそれぞれ手掛けている。

テレビドラマ[編集]

1976年NHKの『少年ドラマシリーズ』でドラマ化された。主演は金沢碧。本作を収録したマスターテープは他の番組制作に使い回されたため、映像は残っていない。

スタッフ
キャスト

ほか

映画[編集]

1979年檀ふみ主演で映画化された。監督は中山節夫。配給は共同映画。2005年にDVDが発売された。

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