コンテンツにスキップ

佐島勤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。NWqo (会話 | 投稿記録) による 2013年11月4日 (月) 15:18個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (新しいページ: '{{Infobox 作家 | name = 佐島 勤<br/>(さとう つとむ) | pseudonym = 佐島 勤(さとう つとむ) | occupation = 小説家 | l...')であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
佐島 勤
(さとう つとむ)
ペンネーム 佐島 勤(さとう つとむ)
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
活動期間 2011年 -
ジャンル ライトノベル
代表作魔法科高校の劣等生
デビュー作 『魔法科高校の劣等生』
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

佐島 勤(さとう つとむ)は、日本小説家

略歴

2008年から2011年の間、会社員生活のかたわら佐島勤(さとう つとむ)名義でオンライン小説小説投稿サイトで発表する。子供の頃から架空の世界を頭の中で組み立てるのは好きだったが、小説を書こうとした切っ掛けはWeb小説を読み始めた時点から[1]。2011年12月に投稿サイトのアカウントは削除され、現在は閲覧できない。なお、第16回電撃小説大賞2009年)に未公開のSF作品を別のペンネームで投稿した経験がある[2]

2011年7月に『魔法科高校の劣等生』を電撃文庫から出版し、商業デビューする。現在も会社員を続けている兼業作家

作風

ジュブナイルSF研究家の三村美衣による取材では、古典SFやソノラマ文庫のSFジュブナイルからの影響が強いと語っている。作家では夢枕獏菊地秀行、好きな小説では菊地の『インベーダー・サマー』を挙げている[3]

『魔法科高校の劣等生』7巻のあとがきで「時代遅れの娯楽小説書き」という立場から「昭和の時代には特に珍しくもなく過激とも言えないレベルだが、おそらくライトノベル的には冒険だった」描写を含むと述べ、同作のプロフィール欄でも「遅れてきたジュブナイル作家」と称するなど、時代的に古いセンスで描いていると本人は認めている。

執筆スタイルとしては、構成やあらすじ、書きたいシーンなどを先に考えてから本文を仕上げていくタイプ[4]。文字数制限を意識していれば範囲内に収められるが、意識する必要がない場合、ついつい内容を詰め込んでしまう傾向がある[5]

人物像

子供の頃の夢は、宇宙ロケットの開発者か、宇宙開発プロジェクトの投資家になる事だった[1]。『魔法科高校の劣等生』の作者プロフィールによると、日本の片田舎に生まれ、少年時代は国産・海外のスペースオペラ小説を読んで過ごし、青年時代(就職まで)はファンタジー小説と伝奇小説に傾倒したという。作風や発言には理系を思わせる一面があるが、出身地や生年月日などの詳細なプロフィールは公開されていない。

「とてもきっちりした方で、性格が作風に表れている」「やはりSF系のものには一家言あるよう」と担当編集者の三木一馬は語っていた[6]

作品リスト

脚注

  1. ^ a b 電撃の缶詰』2013年10月号「オトナ履歴書 #6」
  2. ^ 『魔法科高校の劣等生』1巻あとがき
  3. ^ ダ・ヴィンチ』2012年7月号
  4. ^ 『魔法科高校の劣等生』11巻あとがき
  5. ^ 『魔法科高校の劣等生』8巻あとがき
  6. ^ ラノベ質問状 : 「魔法科高校の劣等生」 文庫版での“エクストラ”を『まんたんウェブ』2011年8月12日

外部リンク