住崎駅

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住崎駅
すみざき
SUMIZAKI
西尾 (1.8 km)
(1.1 km) 羽塚
地図
所在地 愛知県西尾市
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 西尾線(平坂支線)
キロ程 1.8 km(西尾起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1929年昭和4年)2月7日
廃止年月日 1960年(昭和35年)3月27日
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住崎駅(すみざきえき)は、かつて愛知県西尾市にあった、名古屋鉄道平坂支線

歴史[編集]

戦時中の1944年昭和19年)頃、平坂側に約400m移転している。これは軍需工場の工員輸送のためであり、戦後の1950年(昭和25年)頃には元の位置に戻っている。運賃を据え置くため、営業キロの変更は行われなかった[注釈 1]

  • 1929年(昭和4年)2月7日 - 愛知電気鉄道西尾線の駅として開業。
  • 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道との合併により名古屋鉄道の駅となる。西尾線から分離され平坂線となる。
  • 1944年(昭和19年) - 近くの軍需工場の工員輸送のため、平坂側に約400m移転。
  • 1948年(昭和23年)
  • 1950年(昭和25年) - 再度移転し、元の位置に戻る。
  • 1960年(昭和35年)3月27日 - 平坂支線の廃止に伴い廃駅。

利用状況[編集]

『愛知県統計書』によると、1949年度当時の年間乗車人員は約5万人(定期外約2万1千人、定期約2万9千人)、年間降車人員は約4万9千人であった[3]

跡地[編集]

駅のおおよその位置は、県道43号「住崎南」交差点の東付近。路線跡は整備され愛知県道43号岡崎碧南線となっており、当駅跡地も道路の一部となり痕跡はない。

隣の駅[編集]

名古屋鉄道
西尾線(平坂支線)
西尾駅 - 住崎駅 - 羽塚駅

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1949年度当時の営業キロは移転前の1.8kmであった[1]

出典[編集]

  1. ^ 愛知県統計書. 昭和24年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、884頁。 
  3. ^ 愛知県統計書. 昭和24年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)

参考文献[編集]

名鉄の廃線を歩く 徳田耕一編著 ISBN 4-533-03923-5

関連項目[編集]