仏花

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

仏花(ぶっか)とは、仏壇や、墓参りの際に供える

花を供えることは仏教の実践徳目である波羅蜜の忍辱に通じ、自然界の厳しい環境に耐えてようやく咲く姿、もしくは供えられた後も耐え忍んで咲き続ける姿から、人間の仏に対する修行(忍辱)の誓いとして花を活けるとされる。仏具においても三具足の一つに花立があるなど、仏教における花の重要度は高い。

日本の場合[編集]

一般論として、アザミバラのようにのあるものは不可であるとされ、香りが強いものは不向きであるとされる。また、葬儀後の中陰までは、白色一色にすべきなどの説があるが、すべて特に根拠はなく、供える者の気持ちと供えられる遺族側の理解が大事であるという。

生け花などの装飾用の切り花に比べ、茎の長さはそれほど必要なく、数は3、5、7本と奇数を一対とし、形は神事のように菱形に整えて供するのが最も一般的である。

使用される品種[編集]

よく使用される品種としては、キク(輪菊・小菊・洋菊)、カーネーションヒャクニチソウストックキンギョソウなどが挙げられるほか、季節により、春はアイリスキンセンカ、夏はリンドウグラジオラスケイトウなどが加わる。また、お盆には特にミソハギホオズキが使用される。最近では、花粉の少ない品種が好まれる傾向がある。

関連項目[編集]