キンセンカ

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キンセンカ
Calendula officinalis1.jpg
キンセンカの花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: キンセンカ属 Calendula
: キンセンカ C. officinalis
学名
Calendula officinalis L.
和名
キンセンカ
英名
Pot Marigold

キンセンカ(金盞花、学名Calendula officinalis)は、キク科植物。別名はカレンデュラポットマリーゴールド

概要[編集]

原産地は地中海沿岸。北アメリカ、中央アメリカ、南ヨーロッパなどで栽培されている。春咲き一年草として扱うが宿根草タイプは冬を越すので「冬知らず」の名で市場に出回る。

葉は長さ5〜18センチメートルの単葉、しばしば荒い毛が生えている。花径10cmほどでオレンジ色や黄色の花を咲かせる。花容は一重、八重、また中心に黒のスポットのあるものと多彩。

日本では観賞用として花壇などに植えられるが、ヨーロッパでは原種はハーブの1つに数えられ、エディブル・フラワー(食用花)である。キンセンカの軟膏火傷からにきびまで幅広い皮膚のトラブルの治療薬になると考えられている。

チョウ目の幼虫(ヨトウガキシタバヤガのような)の餌として用いられる。

キンセンカが作られたことを示すといわれる神話は、クリュティエアポロの物語であるが、通常この物語はヒマワリヘリオトロープを指すとも言われる。

中世の頃はキンセンカを眺めているだけで視力が強化されると考えられていた[1]

A Ringelblume uf2.jpg

栽培[編集]

種まきは秋か早春にするが、寒冷地以外は秋まきが普通である。18-25℃の気温下では種まき後5日ほどで発芽する。土は選ばないが酸性土壌では育ちが悪く、弱アルカリ性の土壌を好む。また日当たりを好む。茎は直立性で20cmから1mの高さ。よく分枝するので、切り戻してそれを促す。開花期間は春先から初夏である。栽培は容易であるが、うどんこ病アブラムシが発生する。

脚注[編集]

  1. ^ 「西洋中世ハーブ事典」(八坂書房、2009年、ISBN 978-4896949254) 72項