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五式四十粍高射機関砲

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五式四十粍高射機関砲
概要
種類 対空機関砲
製造国 日本の旗 日本
設計・製造 小倉陸軍造兵廠
性能
口径 40mm
銃身長 22.5mm
全長 56mm
重量 2,700kg
発射速度 120発/分
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五式四十粍高射機関砲 (5しき40みりこうしゃきかんほう)は、第二次世界大戦期に日本軍が製造した対空機関砲である。

概要

太平洋戦争序盤、マレー作戦によりマレー半島を占領した大日本帝国陸軍は、ボフォース 40mm機関砲をイギリス軍から鹵獲した。この機関砲の能力が非常に優れていたため、日本軍でもコピーして使用することを試みた。しかし製造に手間取り、陸軍では終戦間際に2門が完成したにとどまった。なお、完成したのは1945年(昭和20年)5月に2門、終戦までに計6門という説もある[1]

また大日本帝国海軍では、同砲を神島型敷設艇海防艇の艦載砲として採用しており、陸上配備用のものも含め横須賀海軍工廠で15基、豊川海軍工廠で20基を製造したといわれている[2]

参考文献・脚注

  1. ^ 藤木平八郎「ボフォース40ミリ機銃物語」『世界の艦船』375号、P92-97、1987年
  2. ^ 梅野和夫「日本海軍の海防艇について」『世界の艦船』320号、P104-105、1983年

関連項目