不知火検校
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不知火検校 | |
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監督 | 森一生 |
脚本 | 犬塚稔 |
原作 | 宇野信夫 |
製作 | 武田一義 |
出演者 |
勝新太郎 中村玉緒 近藤美恵子 |
音楽 | 斎藤一郎 |
撮影 | 牧浦地志 |
編集 | 谷口孝司 |
配給 | 大映 |
公開 | 1960年9月1日 |
上映時間 | 91分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『不知火検校』(しらぬいけんぎょう)は、1960年公開の日本映画。
概要
[編集]ストーリーは、弱者のはずの盲人の按摩が、他人の弱みにつけ込んだり、 強姦、殺人を平然と犯すなど、悪事を重ねて地位を上げていくという、盲人世界の中の悪漢物語である[1]。同じ主演者勝新太郎によるこの後の映画座頭市シリーズの先駆けともいえる[2]。
1954年、映画『花の白虎隊』で市川雷蔵と共に俳優人生をスタートさせるも、市川の活躍に大きく差を付けられていた勝新太郎だが[3]、この作品はヒットし、演技の面でもようやく俳優として認められた作品である[4]。
スタッフ
[編集]- 企画:奥田久司
- 原作:宇野信夫
- 脚本:犬塚稔
- 監督:森一生
- 撮影:牧浦地志
- 録音:大谷巌
- 美術:太田誠一
- 照明:中岡源権
- 音楽:斎藤一郎
- 編集:谷口孝司
- 装置:三輪良樹
- 擬斗:宮内昌平
- 助監督:井上昭
- 製作主任:村上忠男
- 三味線:杵屋勝雄・杵屋三十朗
キャスト
[編集]- 杉の市:勝新太郎
- 浪江:中村玉緒
- おはん:近藤美恵子
- 房五郎:鶴見丈二
- 岩井藤十郎:丹羽又三郎
- おしん:倉田マユミ
- 鳥羽屋丹治:安部徹
- 生首の倉吉:須賀不二男
- おすみ:浜世津子
- 七兵衛:丸山修
- 不知火検校:荒木忍
- おらん:若杉曜子
- 平野屋藤兵衛:嵐三右衛門
- 留吉:丸凡太(少年時代:佐藤幸平)
- おきみ:山本弘子
- 鳥羽屋玉太郎:伊沢一郎
- 勘次:光岡龍三郎
- 参平:寺島雄作
- 水野玄蕃:寺島貢
- 門前町の由松:水原浩一
- 仙兵衛:東良之助
- 為五郎:市川謹也
- 長次郎:高倉一郎
- 石坂喜内:原聖四郎
- 土岐又五郎:伊達三郎
- 七之助:武智雅文
- 名主:玉置一恵
- 山田節蔵:藤川準
- 弥の市:浜田雄史
- 住の市:沖時男
- おくみ:井上昭子
- 長屋の男:芝田総二
脚注
[編集]- ^ “不知火検校”. 文化庁 日本映画情報システム. 2022年8月28日閲覧。
- ^ “森一生”. KINENOTE. 2022年8月18日閲覧。
- ^ “新撰 芸能人物事典 明治~平成「勝 新太郎」の解説”. KOTOBANK. 2022年8月28日閲覧。
- ^ 木全公彦 (2013年1月31日). “日本映画の玉(ギョク)』 座頭市・その魅力【その1】 勝新太郎と『不知火検校』”. 映画の國. 2024年3月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- 不知火検校 - 日本映画データベース
- 不知火検校 - MOVIE WALKER PRESS
- 不知火検校 - ウェイバックマシン(2016年7月15日アーカイブ分) - 角川映画