三宅幸夫 (音楽学者)

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三宅 幸夫(みやけ ゆきお、1946年2月3日[1] - 2017年8月14日[2])は、日本音楽学者慶應義塾大学名誉教授。

経歴・人物[編集]

東京都生まれ。1972年早稲田大学理工学部卒業、1978年、ドイツ・テュービンゲン大学修了、バッハを研究テーマとする(MA)。山形大学助教授・1996年教授、2001年慶應義塾大学文学部教授、2011年定年、名誉教授。日本ワーグナー協会理事長。

専門はJ.S.バッハの作曲技法、およびワーグナーを中心とする19世紀ドイツ音楽研究。ドイツ・リートの研究に新しい視点(トポスメタファーシンタックス)を持ち込む。論文『シューベルトの歌曲における隠喩』(『ゲーテ年鑑』第43巻)など。

2017年8月14日、肝硬変のため死去[2]。71歳没。

著書[編集]

  • ブラームス』カラー版作曲家の生涯 新潮文庫 1986
  • 『スフィンクスの嘆き バッハの生涯と作品』五柳書院 1992
  • 『音楽家の言葉』五柳書院 1997
  • 『菩提樹はさざめく』春秋社 2004
  • 『シシュフォスの神話 ワーグナー試論』五柳書院 2014

共著・監修[編集]

  • 『バイロイト音楽祭 2』Bayreuth Festspiele 写真 音楽之友社 1987
  • 『歴史のなかの音楽』三宅幸夫 ほか著 平凡社 1988
  • 『バッハ全集 第14巻 協奏曲,管弦楽曲』他著 小学館 1995
  • 『バッハ全集 第7巻 ミサ曲、受難曲 1』他著 小学館 1996
  • 『バッハ全集 第13巻 室内楽曲』他著 小学館 1997
  • 『バッハ全集 第10巻 オルガン曲 2』他著 小学館 1999
  • 『ワーグナー事典 作品・用語解説事典』三光長治,高辻知義共監修 東京書籍 2002

翻訳[編集]

  • ミヒャエル・コルト, シュテファン・クールマン編著『バッハ 図像と証言でたどる生涯』山地良造共訳 音楽之友社 1990
  • ジム・サムソン編「西洋の音楽と社会」音楽之友社
「市民音楽の抬頭 後期ロマン派1」監訳 1996
「世紀末とナショナリズム 後期ロマン派2」1996
  • バリー・ミリントン, ステュアート・スペンサー編『ワーグナーの上演空間』監訳 音楽之友社 1997
  • バリー・ミリントン 原著監修『ヴァーグナー大事典』山崎太郎共監修 平凡社 1999
  • ワーグナー [著] 日本ワーグナー協会監修 池上純一共編訳
パルジファル 白水社 2000
ニュルンベルクのマイスタージンガー 白水社 2007
ローエングリン 五柳書院 2010
タンホイザー 五柳書院 2012
さまよえるオランダ人 五柳書院 2013

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.524
  2. ^ a b 三宅幸夫さん死去 慶応大名誉教授で音楽評論家 朝日新聞 2017年8月19日

出典[編集]

三宅幸夫(http://researchmap.jp/read0075056/)