丁髷

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丁髷
職人のちょんまげ。1890年。ロバート・フレデリック・ブルム

丁髷(ちょんまげ)とは江戸時代老人が結う男

概要[編集]

本来の丁髷は、をかぶったときに頭部が蒸れるため、前頭部から頭頂部にかけ頭髪を抜くあるいは剃った(月代(さかやき))残りの頭髪を結ったものをいう。髪の少ない老人が結う小ぶりな髷であり、その形から「ゝ髷」(ちょんまげ)と呼ばれた。なお現代、丁髷と呼ばれるものは、時代劇などでよく登場する銀杏髷本多髷相撲力士が結う大銀杏である。しかしこれらは本来の丁髷ではない。現在見られるもので本来の丁髷に一番近いものは、月代は剃っていないものの、力士が稽古時に結う髪型である。

明治4年8月9日1871年9月23日)に散髪脱刀令(いわゆる断髪令)が太政官布告され、さらに明治6年(1873年)、明治天皇の断髪に至ると、伝統的な男髷を結う男性が激減し、洋髪やざんぎり頭が流行した。それでもなお保守的な男髷姿を選ぶ人を(半ば揶揄して)「丁髷頭」と呼ぶようになった。この呼称が男髷の総称として用いられるようになった。

また、幼児向けの漫画キャラクター商品において「ちょんまげ」と称しているものは簡略化がなされている。後頭部から垂直に髷を巻き立て毛先を円形に広げていることから茶筅髷を参考にしていると思われる。

関連項目[編集]