ヴァレーニキ
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ヴァレーヌィクあるいはヴァレーニキ(ウクライナ語:вареники / 英語:Varenyky;意訳:「茹でもの」[1])は、欧亜の遊牧民に由来するウクライナの伝統料理の一つ。「ウクライナの餃子」とも。
概要[編集]
ヴァレーヌィクは半月の形を持ち、小麦粉に水を加えて薄くのばしてつくった皮で、じゃが芋・キャベツ・肉・茸・豆類・チーズ類・芥子の実・桜桃や苺などの果物で作った具を包み、茹でた食べ物である。一般的にスメタナ、油、焼き玉葱で調味される。
ヴァレーヌィクはボルシチとならんでウクライナの代表的料理である。中華料理の餃子とロシア料理のペリメニとの類似性を持つ。ウクライナを長く支配してきたポーランド、リトアニア、ロシアにも普及している[2]。
ヴァレーヌィクはウクライナの民話・民謡などでよく登場する料理で、昔からウクライナ人に好まれている。ウクライナ出身のロシア作家ニコライ・ゴーゴリの作品でもこの料理が出る場面が多い。
2006年には、ウクライナのチェルカースィにヴァレーヌィクの石像が建てられた。
関連項目[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- (ウクライナ語) Українські страви. К., 1961.
- (ウクライナ語) Абельмас Н.В. Українська кухня: Улюблені страви на святковому столі. K., 2007.
- (英語) Best of Ukrainian Cuisine (Hippocrene International Cookbook Series). 1998.