ヴァル・ド・グラース教会の天井画を称える詩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ピエール・ミニャールによるヴァル・ド・グラース教会の天井画

ヴァル・ド・グラース教会の天井画を称える詩』(仏語原題: La Gloire du Val-de-Grâce )は、モリエールによる。1668年制作。モリエールの親友であった画家ミニャールの手による天井画を称える内容である。

概要[編集]

この詩において称えられている天井画を持つヴァル・ド・グラース教会は、アンヌ・ドートリッシュによって設立された教会である。1638年のルイ14世の懐妊、出産を感謝して、聖母マリアに捧げられた。1645年に起工されたが、工事は遅々として進まず、1667年になってようやく完成した。ミニャールがフレスコ画の制作を依頼されたのは1661年のことであり、工事の完成と同時に公開された[1]

天井画の公開と同じころ、ミニャールは王立絵画彫刻アカデミーに加わるようにジャン=バティスト・コルベールシャルル・ペローから再三働きかけを受けていたが、ついに耳を貸さなかった。このためミニャールはペローから制裁を加えられるなどしたが、モリエールは天井画を称えることで、この友人を擁護しようと試みた。その目的を込めて制作したのがこの作品である。1669年に出版されているが、1668年12月にはサロンにおいて朗読されたようである[1]

内容[編集]




脚注[編集]

  1. ^ a b モリエール全集7,P.238,臨川書店,2001年刊行
  2. ^ パブリック・ドメイン