ワーム (伝説の生物)

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ワーム (Worm) は、ヨーロッパの神話や民話に登場する伝説の生物である。古くは、WyrmWurmともつづった。

しばしば脚を持たない、細長い蛇のようなドラゴンの一種を指すが、元々は大蛇を表す言葉である。なお、古英語の "Wyrm" は叙事詩ベオウルフ』やイングランド民話のなかではドラゴンとほとんど同義で使われる。しかしながら、最終的には英雄や騎士によって倒される運命である。リンドヴルムという語があるように、元は北欧の言葉である。

基本的にはドラゴンのような顔を持ち、地べたを這うヘビのようなものが多いが、例外的にはそれにの羽が着いたような姿をしていることもある。狂暴で人間に有害であり、およそ全長の3分の2ぐらいの牙を持つ口から猛毒や炎を吐き、長い身体で巻き付いて締め付ける。

作品に登場するワーム[編集]

現代のファンタジー・ゲームなどでは、翼を持つが脚を持たないドラゴンの亜種を指す場合や、さらに年を経た強大な個体を指す場合がある。『マジック:ザ・ギャザリング』の舞台世界には、ミミズイモムシをかけ合せたようなクローラー的なワームも存在する。

参考文献[編集]

  • 竹原威滋・丸山顯德編「世界の龍の話」三弥井書店、2002、p134.

関連項目[編集]