ワーウィック・アヴェニュー駅

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ワーウィック・アヴェニュー駅
Warwick Avenue tube station
ワーウィック・アヴェニュー駅の位置(Central London内)
ワーウィック・アヴェニュー駅
ワーウィック・アヴェニュー駅
セントラル・ロンドンの地図上でのワーウィック・アヴェニュー駅の位置
所在地 リトル・ベニス英語版
行政区 シティ・オブ・ウェストミンスター
運営 ロンドン地下鉄
路線 ベーカールー線
ホーム数 2
ゾーン 2
地下鉄年間乗降員数
2010 増加 4.31百万人[1]
2011 減少 4.30百万人[1]
2012 増加 4.31百万人[1]
2013 増加 4.62百万人[1]
鉄道会社
開設時の所属会社 ロンドン電気鉄道
歴史
1915年1月31日 (1915-01-31) 開業
WGS84 北緯51度31分24秒 西経0度11分01秒 / 北緯51.523270度 西経0.183677度 / 51.523270; -0.183677座標: 北緯51度31分24秒 西経0度11分01秒 / 北緯51.523270度 西経0.183677度 / 51.523270; -0.183677
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ワーウィック・アヴェニュー駅(ワーウィック・アヴェニューえき、英語: Warwick Avenue tube station)はロンドン中心部北西、リトル・ベニス英語版近くにあるロンドン地下鉄の駅である。当駅はベーカールー線パディントン駅メイダ・ヴェール駅の間に位置し、トラベルカード・ゾーン2英語版に含まれる。

歴史[編集]

当駅は、1915年1月31日、ロンドン電気鉄道の一路線だったベーカールー・チューブパディントンからクイーンズ・パークまで延伸した際に開設された[2]

1985年9月17日に当駅改札階で火災が発生し、改札機が焼けるとともに駅が終日閉鎖された[3]

駅の位置及びレイアウト[編集]

当駅はワーウィック・アヴェニュー、ワリントン・クレセント、クリフトン・ガーデンズが交差する地点にあり、開業前は「ワリントン・クレセント」と仮称されていた[4]

当駅には地上に駅舎がなく、2箇所の階段を通って改札階に出入りする構造となっている。エレベーターのかわりにエスカレーターを設置した最初期の駅のうちの一つである[6]。実用本位な形状の換気塔が駅の上を通る道の中央分離帯に設置されている。

他の交通機関との接続[編集]

ロンドンバス6、46、187、414が当駅を経由する。

水上バス英語版の定期便がリトル・ベニスからリージェンツ運河を経由して運行され、夏季は1時間ごとにロンドン動物園カムデン・ロック英語版への便が出ている。

リージェンツ運河とグランド・ユニオン・カナル英語版は当駅からワーウィック・アヴェニューを南に下ったところにある。カナル沿いには遊歩道が整備されており、遊歩道を通ってロンドン動物園リージェンツ・パークメイダ・ヒル英語版ウェストボーン・パーク英語版に行くことが出来る。パディントン駅リトル・ベニス英語版パディントン・ベイシン英語版なども遊歩道のすぐ近くに位置する。

メディアでの扱い[編集]

ウェールズ人歌手ダフィーがイギリスとアイルランドで2008年5月に発売した「ワーウィック・アヴェニュー英語版」というシングル曲があり、イギリスのチャートで最高3位にランクインした。

ギャラリー[編集]

隣の駅[編集]

ロンドン交通局
ロンドン地下鉄
ベーカールー線
メイダ・ヴェール駅 - ワーウィック・アヴェニュー駅 - パディントン駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d Multi-year station entry-and-exit figures” (XLS). London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  2. ^ Rose, Douglas (1999). The London Underground, A Diagrammatic History. Douglas Rose/Capital Transport. ISBN 1-85414-219-4 
  3. ^ “London Underground Ltd and Rapid Transit: Warwick Avenue Blaze”. Journal of the Transport Ticket Society (Luton: Transport Ticket Society) (266): p. 78. (February 1986). ISSN 0144-347X. 
  4. ^ Harris, Cyril M. (2006) [1977]. What's in a name?. Capital Transport. pp. 74. ISBN 1-85414-241-0 
  5. ^ Wolmar, Christian (2004). “Beginning to Make Sense”. The Subterranean Railway: How the London Underground Was Built and How It Changed the City Forever. Atlantic Books. pp. 205–206. ISBN 1-84354-023-1 
  6. ^ 最初にエスカレーターを設置したのは1911年アールズ・コート駅である。エレベーターを設けず、エスカレーターの利用を前提で建設された最初の駅は1912年リバプール・ストリート駅だった。 1913年以降に建設された大深度路線の駅はすべてエスカレーターの設置を前提にしたものである[5]

外部リンク[編集]