ロスバスタチン
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| 臨床データ | |
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| 胎児危険度分類 |
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| 投与経路 | 経口 |
| ATCコード | |
| 法的地位 | |
| 法的地位 | |
| 薬物動態データ | |
| 生体利用率 | 20% |
| 代謝 | 肝臓 |
| 消失半減期 | 19 時間 |
| 排泄 | ほとんどが未変化体で糞中4.9%及び尿中76.8% |
| 識別子 | |
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| CAS登録番号 | |
| PubChem CID | |
| DrugBank | |
| ChemSpider | |
| CompTox Dashboard (EPA) | |
| ECHA InfoCard | 100.216.011 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C22H28FN3O6S |
| 分子量 | 481.539 g·mol−1 |
| 3D model (JSmol) | |
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ロスバスタチン(Rosuvastatin)は、塩野義製薬が創成した医薬品である。脂質異常症の治療薬で、日本ではアストラゼネカとの併売、他国ではアストラゼネカが販売している。商品名クレストール。
適応症と流通
[編集]脂質異常症、家族性高コレステロール血症の適応がある。2005年3月18日に薬価収載された。後にOD錠(口腔内崩壊錠)も追加で販売開始された。2023年6月、開発メーカーである塩野義製薬は「クレストール」・「クレストールOD」の製造・販売の終了を告知し、ロスバスタチンの供給から撤退した。アストラゼネカも2025年6月にOD錠の製造販売を終了した。2025年6月現在は、後発品とアストラゼネカ製の「クレストール錠」が流通している。
禁忌
[編集]原則禁忌
[編集]- 腎機能に関する臨床検査値に、異常がある患者へのフィブラート系薬剤との併用
副作用
[編集]治験時の副作用発現率は18.8%であり、主な副作用は、筋肉痛(3.2%)、ALT(GPT)上昇(1.7%)、CK(CPK)上昇(1.6%)であった。
添付文書に重大な副作用として記載されている項目は、横紋筋融解症、ミオパチー、免疫性壊死性ミオパチー、肝炎、肝機能障害、黄疸、血小板減少、過敏症状(血管浮腫等)、間質性肺炎、末梢神経障害、多形紅斑である[1]。(多形紅斑は頻度不明。その他は0.1%未満。)
作用機序
[編集]→詳細は「スタチン」を参照
いわゆるスタチン系薬剤のひとつである。メバロン酸代謝を阻害するHMG-CoA阻害剤であるが、ロスバスタチンの薬効は他剤と比較して強力であり、「ストロングスタチン」のひとつである。
特徴
[編集]ロスバスタチンは、心血管疾患のない中等度リスクの人において、心血管イベントを有意に抑制した[2]。(ハザード比 25%低下、P<0.001)
出典
[編集]- ^ “クレストール錠2.5mg/クレストール錠5mg 添付文書” (2016年10月). 2016年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月6日閲覧。
- ^ Yusuf S, et al. Cholesterol Lowering in Intermediate-Risk Persons without Cardiovascular Disease N Engl J Med 2016; 374:2021-2031. DOI: 10.1056/NEJMoa1600176