ヨハネス20世 (ローマ教皇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ヨハネス20世(Ioannes XX)は実在しないローマ教皇である。

11世紀歴史家は、ヨハネスという教皇対立教皇ボニファティウス7世と正統な教皇ヨハネス15世の間に存在したと信じていた。そのためヨハネス15世からヨハネス19世にかけての教皇は、誤ってヨハネス16世からヨハネス20世として数えられた。後に、これらの教皇は正しくヨハネス15世からヨハネス19世と数え直された。

しかし、ヨハネス21世からヨハネス23世は、こうした混乱が正される以前にヨハネス21世の前に20人の教皇がいるという誤った前提の元に勘定された。したがって、ヨハネス20世という教皇は存在せず、歴代の教皇表では飛ばされている。今日では、個々の教皇の呼称はすっかり定着しているため、新たな数え直しはほぼ不可能なように思われる。

何人かは、ヨハネスという教皇にまつわる数え方の混乱を、女教皇ヨハンナが実在した「証拠」として使っている。

ジェームズ・ブランチ・キャベルのユーモアファンタジー小説『ユルゲン』では、主人公はこの欠落を知っており、これを利用する。主人公は誰ともかちあうことのないヨハネス20世のふりをして、天国へ入り込む。

関連項目[編集]