マミジロクイナ
表示
マミジロクイナ | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マミジロクイナ Porzana cinerea
| |||||||||||||||||||||||||||
保全状況評価[a 1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Porzana cinerea (Vieillot, 1819) | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
Poliolimnas cinereus | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
マミジロクイナ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
White-browed crake |
マミジロクイナ(Porzana cinerea)は、ツル目クイナ科ヒメクイナ属に分類される鳥類。
分布
[編集]- P. c. cinereus
インドネシア(ジャワ島、スマトラ島、ブル島、フローレス島)、マレーシア[1][2]
- P. c. leucophrys
インドネシア(モルッカ諸島、ニューギニア島)、オーストラリア北部、パプアニューギニア(ビスマルク諸島、ニューギニア島)
- P. c. meeki
パプアニューギニア(セントマシアス島)
- P. c. micronesiae
- P. c. ocularis
- P. c. tannensis
ソロモン諸島、バヌアツ、フィジー、フランス(ニューカレドニア)
絶滅した分布域
[編集]- P. c. brevipes マミジロクイナ
形態
[編集]全長17.8-19センチメートル[2]。頭頂の羽衣は暗青灰色や灰褐色[2][3]。体上面の羽衣は暗黄褐色[1][2][3]。顔や胸部の羽衣は灰色や灰青色[1][2][3][a 2]。嘴基部から眼上部に眉状(眉斑)、また嘴基部から眼下部、耳孔を被う羽毛(耳羽)にかけて白い筋模様が入る[2][3][a 2]。体側面から腹部、尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)は淡褐色や赤褐色[1][2][3][a 2]。
虹彩は赤い[3][a 2]。嘴は黄色や黄緑色で、基部が赤い[2][3][a 2]。後肢は淡緑色や黄緑色[2][3][a 2]。
分類
[編集]- Porzana cinerea cinerea
- Porzana cinerea leucophrys
- Porzana cinerea meeki
- Porzana cinerea micronesiae
- Porzana cinerea ocularis
- Porzana cinerea tannensis
絶滅亜種
[編集]- Porzana cinerea brevipes マミジロクイナ
生態
[編集]湿原、湖、河川などに生息する[2]。渡りは行わない[1][3]。
食性は動物食で、魚類やその卵、カエル、昆虫、クモなどを食べる[2]。
繁殖形態は卵生。地表に草などを組み合わせた巣を作り、3-7個の卵を産む[1]。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は18日[1][2]。生後1年で性成熟すると考えられている。
人間との関係
[編集]亜種マミジロクイナは1911年以降の採集例[2]、1924年以降の発見例がないことから絶滅したと考えられている[1][3][a 2]。
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ^ The IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International 2009. Porzana cinerea. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.
- ^ a b c d e f g h i 環境省 自然環境局 生物多様性センター