マッハバンド

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中央の明から暗に変化するバンドのすぐ右側には暗いバンドが、また、すぐ左側には明るいバンドがあるように見えることに注目

マッハバンド(Mach bands)とは錯視の一つであり、画像中の明と暗の2つの幅広いバンド(帯状領域)が、明から暗になだらかに変化する細いバンドにより隔てられている場合に起きる。人間の視覚には、中央の細いバンドのすぐ両脇に、さらに明度の異なるバンドがあるように見えるが、それは実際には画像中に存在しない。この錯視はエルンスト・マッハにちなんで命名された。

この効果は高域強調フィルタによるものと類似している。マッハバンドは、神経系の側抑制(lateral inhibition)によって説明されることが多い。他の説明は、視覚系が、統計的な方法によって、輝度勾配からハイライトとローライトを同時に算出する、というものである[要出典]

一時期、デジタル画像処理時の精度不足や減色による丸め誤差(トーンジャンプポスタリゼーション)や、階調不足で発生する擬似輪郭((バンディングまたはカラーバンディング)に対し、マッハバンドと慣例的に呼んでいた事もあったが、これは間違いである。

参考文献[編集]

Lotto RB, Williams SM, Purves D (1999). “Mach bands as empirically derived associations”. Proceedings of the National Academy of Sciences 96 (9): 5245?50. doi:10.1073/pnas.96.9.5245. PMID 10220451. 

関連項目[編集]

外部リンク(英語)[編集]