ヘリカル型

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ヘリカル型とは、核融合炉においてトカマク型と並べられるトーラス型の磁場閉じ込め方式の1種で、ねじれたコイルを周回させて閉じ込め磁場を作ることが特徴である。ステラレータとも呼ばれる(日本語と英語で包含関係が異なる)。

トカマク型との違い[編集]

トカマク型では閉じこめ磁場をトロイダルコイルを流れる電流とプラズマ中を流れるトロイダル電流によって閉じこめ磁場を形成しているのに対し、一般にヘリカル型ではその名の通りヘリカル(らせん)型の周回コイルに電流を流し、閉じ込め磁場を形成している。

長所[編集]

・真空容器の外部のコイルに電流を流すことで、ねじれた磁場を作り出すことができ定常運転がしやすい

・ディスラプションが原理的に起きない

短所[編集]

・オーミック加熱ができない

・コイル形状が複雑なため、設計が難しい

・高速のプラズマ粒子の損失が多い

ヘリカル型装置の例[編集]

起源[編集]

現代のヘリカル型磁場配位の起源としては、1951年ライマン・スピッツァープリンストン大学)によって提唱されたステラレータ、1958年宇尾光治京都大学)によって提唱されたヘリオトロン磁場配位が挙げられる。後者は前述のヘリオトロン・グループによるヘリカル・ヘリオトロン磁場配置技術の基礎となっている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]