フクロネコ

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フクロネコ
フクロネコ
フクロネコ Dasyurus viverrinus
保全状況評価[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 EN.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: フクロネコ形目 Dasyuromorphia
: フクロネコ科 Dasyuridae
亜科 : Dasyurinae
: Dasyurini
: フクロネコ属 Dasyurus
: フクロネコ D. viverrinus
学名
Dasyurus viverrinus (Shaw, 1800)[1][2]
和名
フクロネコ[3]
英名
Eastern quoll[1][2]

フクロネコDasyurus viverrinus)は、哺乳綱フクロネコ形目フクロネコ科フクロネコ属に分類される有袋類。

分布[編集]

オーストラリアタスマニア州[1]ニューサウスウェールズ州ビクトリア州南オーストラリア州では絶滅[1]

模式標本の産地(基準産地・タイプ産地・模式産地)はシドニー(ニューサウスウェールズ州)[2]

形態[編集]

体長オス32 - 45センチメートル、メス28 - 40センチメートル[3]。体重オス850 - 1550グラム、メス700 - 1,100グラム[3]。体色は黒や灰色で、不規則に白い斑点が入る[3]。尾に斑点が入らない[3]

乳頭数は6個[3]

生態[編集]

熱帯雨林、低木林(ヒース帯)などに様々な環境に生息するが、農耕地に囲まれた乾燥した草原やモザイク状になった森林を好む[1]夜行性で、昼間は岩や倒木の下・地面に空いた巣穴などで休む[1]

主に昆虫を食べるが、鳥類、ウサギ類やバンディクート類などの哺乳類、トカゲ科や小型のコブラ科などの爬虫類、魚類、ミミズ、動物の死骸、果実なども食べる[1]。獲物の後頭部に噛みついて捕える[3]

繁殖様式は胎生。5月下旬から6月上旬に交尾を行う[3]。妊娠期間は19 - 23日[3]。1回に20 - 27頭の幼獣を産む[3]。乳頭数が少ないため6頭までしか授乳できず、幼獣の死亡率は高い[3]。生後7週間は育児嚢の中で生活する[3]。生後1年で性成熟する[3]

人間との関係[編集]

ネコやアカギツネによる捕食や感染症の伝搬などにより生息数が減少し、違法な罠による狩猟・交通事故などによる影響も懸念されている[1]。オーストラリア大陸部では絶滅した[1]。近年になりアカギツネがタスマニア島にも侵入したことから、影響が懸念されている[1]

出典[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j k Burbidge, A.A. & Woinarski, J. 2016. Dasyurus viverrinus. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T6296A21947190. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-1.RLTS.T6296A21947190.en. Downloaded on 23 May 2018.
  2. ^ a b c Colin P. Groves, "Order Dasyuromorphia," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 23-37.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m Attila Buckman 「夜行性で冬に繁殖する フクロネコとオオフクロネコ」小野蓉子訳『動物たちの地球 哺乳類I 1 カモノハシ・オポッサムほか』第8巻 37号、朝日新聞社1992年、21-23頁。

関連項目[編集]