バレット・ストロング

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バレット・ストロング
Barrett Strong
Barrett Strong.jpg
バレット・ストロング(1996年)
基本情報
生誕 (1941-02-05) 1941年2月5日(80歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミシシッピ州ウェストポイント
ジャンル R&Bソウル
職業 歌手、ソングライター、ミュージシャン
担当楽器 ボーカル、ピアノ
活動期間 1959年 -
レーベル モータウン、Anna Records、エピック・レコードキャピトル・レコード、インディペンデント
共同作業者 テンプテーションズマーヴィン・ゲイグラディス・ナイト&ザ・ピップスエドウィン・スター、アンディスピューテッド・トゥルース

バレット・ストロングBarrett Strong1941年2月5日 - )は、アメリカ合衆国歌手ソングライターミシシッピ州ウェストポイントの生まれである[1]モータウン・レーベル最初のヒットを放った歌手であるが、ソングライターとして、特に音楽プロデューサーノーマン・ホイットフィールドとともに生み出した作品によって、広く知られている[2]

デトロイトソウル・グループ、ノーラン・ストロング&ザ・ディアブロス (Nolan Strong & the Diablos)のメンバー、ノーラン・ストロングとジミー・ストロングはいとこにあたる。

経歴[編集]

ストロングは、ベリー・ゴーディが創業したモータウン・レコードと最初に契約したアーティストのひとりであり、1960年には、レーベルにとって最初のヒット・シングルとなった「マネー」をR&Bチャートの2位に送り込んだ。この曲は当初、モータウンの前身にあたる「タムラ」レーベルからリリースされたが、ラジオでかかるようになるとアンナ・レコード (Anna Records)から出し直され、そちらがヒットすることになった。この曲は、歌手としてのストロングにとって、唯一の大ヒット曲となり、後に、リチャード・ワイリー (Richard Wylie and His Band)、ジェリー・リー・ルイスサーチャーズビートルズフライング・リザーズバディ・ガイなどによるカバーが発表されている。

1960年代半ば、ストロングは、作詞家としてモータウンのスタッフに加わり、プロデューサーノーマン・ホイットフィールドとチームを組んだ。ストロングとホイットフィールドは、モータウンの作品の中でも、最も成功し、また評価の高いソウルの楽曲を生み出した。その中には、マーヴィン・ゲイグラディス・ナイト&ザ・ピップスの「悲しいうわさ」、エドウィン・スターの「黒い戦争」、アンディスピューテッド・トゥルース (The Undisputed Truth)の「Smiling Faces Sometimes」、テンプテーションズによる「Cloud Nine」、「I Can't Get Next to You」、「Psychedelic Shack」、「Ball of Confusion (That's What the World Is Today)」、「Papa Was a Rollin' Stone」といった一連のサイケデリック・ソウル系の作品などが含まれている。ストロングは、「Papa Was a Rollin' Stone」の共作者として、1973年グラミー賞最優秀R&B賞を受賞した。

モータウンが活動の拠点をミシガン州デトロイトからカリフォルニア州ロサンゼルスに移した後、ストロングはレーベルを離れ、歌手活動を再開した。1972年には、エピックと契約したが、シングル盤を出したものの不発に終わった。ストロングはさらに移籍し、1970年代半ばにはキャピトルから2枚のアルバムを出した[1]

1980年代にも、ストロングは活動を続け、独立系レコード・レーベルでシングルとして「Rock It Easy」を吹き込んだ。この時期に書いて、編曲した「You Can Depend on Me」という曲は、ザ・デルズ (The Dells)が1988年のアルバム『セカンド・タイム』で取り上げている[1]2004年、ストロングは、ソングライターの殿堂入りを果たした[3]

2000年、ストロングはロック系ミュージシャンでソングライターのイライザ・ニールス (Eliza Neals)と共作した曲を取り上げたアルバム『Stronghold II』を発表したが、2008年には、これをデジタル・ダウンロードのみで再リリースした[4]

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

シングル[編集]

  • "Let's Rock" / "Do the Very Best You Can" (1959年、Tamla 54022)
  • "Money (That's What I Want)" / "Oh I Apologize" (No. 23 Pop / No. 2 R&B) (1959年、Tamla 54027)[5] ※Anna 1111として再発
  • "Yes, No, Maybe So" / "You Knows What To Do" (1960年、Tamla 54029)[6] ※Anna 1116として再発
  • "Whirlwind" (with The Rayber Voices)" / "I'm Gonna Cry (If You Quit Me)" (1960年、Tamla 54033)[7]
  • "Money and Me" / "You Got What It Takes" (1961年、Tamla 54035)
  • "Misery" / "Two Wrongs Don't Make a Right" (1961年、Tamla 54043)
  • "Seven Sins" / "What Went Wrong" (1962年、ATCO 6225)[8]
  • "Make Up Your Mind" / "I Better Run" (1964年、Tollie 9023)
  • "Papa Was a Rollin' Stone" (1972年) ※テンプテーションズ (全米1位、全英8位)。オリジナルはアンディスピューテッド・トゥルース
  • "Stand Up and Cheer for the Preacher" / (instrumental version) (1973年、Epic 5-11011)[9]
  • "Surrender" / "There's Something About You" (1975年、Capitol 4120)[10]
  • "Is It True" / "Anywhere" (1975年、Capitol 4052)[11]
  • "Man Up In the Sky" / "Gonna Make It Right" (1976年、Capitol 4223)
  • "Love Is You" / "You Make Me Feel the Way You Do" (1980年、Coup CP-2007)
  • "Rock It Easy" / "Love Will Make It Alright" (1981年、Phase II WS8 02048)

関連項目[編集]

出典・脚注[編集]

  1. ^ a b c d Barrett Strong > Allmusic biography”. 2008年1月閲覧。
  2. ^ Whitfield-Strong Discography”. Discogs.com. 2010年12月16日閲覧。
  3. ^ IMDb.com data - accessed January 2008
  4. ^ Motown Legend Barrett Strong re-releases 'Stronghold II' to itunes for Digital Distribution”. PRLog Free Press Release (2008年10月14日). 2010年12月16日閲覧。
  5. ^ Barrett Strong – Money (That's What I Want) / Oh I Apologize (Vinyl) at Discogs”. Discogs.com. 2013年8月9日閲覧。
  6. ^ Barrett Strong – You Knows What To Do / Yes, No, Maybe So (Vinyl) at Discogs”. Discogs.com. 2013年8月9日閲覧。
  7. ^ Barrett Strong And Rayber Voices* – Whirlwind / I'm Gonna Cry (If You Quit Me) (Vinyl) at Discogs”. Discogs.com (1960年8月31日). 2013年8月9日閲覧。
  8. ^ Barrett Strong – Seven Sins / What Went Wrong (Vinyl) at Discogs”. Discogs.com. 2013年8月9日閲覧。
  9. ^ Barrett Strong – Stand Up And Cheer for the Preacher at Discogs”. Discogs.com. 2013年8月9日閲覧。
  10. ^ Barrett Strong – Surrender (Vinyl) at Discogs”. Discogs.com. 2013年8月9日閲覧。
  11. ^ Barrett Strong – Is It True (Vinyl) at Discogs”. Discogs.com. 2013年8月9日閲覧。

外部リンク[編集]