バニョレージョ

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バニョレージョ
Bagnoregio
バニョレージョの風景
チヴィタ・ディ・バーニョレージョ
行政
イタリアの旗 イタリア
ラツィオ州の旗 ラツィオ
県/大都市 ヴィテルボ
CAP(郵便番号) 01022
市外局番 0761
ISTATコード 056003
識別コード A577
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 2B (sismicità media)
気候分類 zona E, 2279 GG
公式サイト リンク
人口
人口 3,609 [1](2018-01-01)
人口密度 49.7 人/km2
文化
住民の呼称 bagnoresi
守護聖人 聖ボナヴェントゥラ (san Bonaventura)
祝祭日 7月15日
地理
座標 北緯42度37分48秒 東経12度05分21秒 / 北緯42.63000度 東経12.08917度 / 42.63000; 12.08917座標: 北緯42度37分48秒 東経12度05分21秒 / 北緯42.63000度 東経12.08917度 / 42.63000; 12.08917
標高 484 (117 - 625) [2] m
面積 72.62 [3] km2
バニョレージョの位置(イタリア内)
バニョレージョ
バニョレージョの位置
ヴィテルボ県におけるコムーネの領域
ヴィテルボ県におけるコムーネの領域
イタリアの旗 ポータル イタリア
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バニョレージョBagnoregio)は、イタリア共和国ラツィオ州ヴィテルボ県にある人口約3,600人の基礎自治体コムーネ)。

崩壊により絶壁となった岩山の上に残る中世都市チヴィタ・ディ・バーニョレージョの特異な景観で知られる。

地理[編集]

位置・広がり[編集]

ヴィテルボ県のコムーネ。県都ヴィテルボから北へ23kmの距離にある[4]

隣接コムーネ[編集]

隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のTRはテルニ県所属を示す。

歴史[編集]

古代には Novempagi や Balneum Regium と呼ばれた。中世には Bagnorea の名で呼ばれた。

6世紀から9世紀にかけてのイタリアが異民族の侵入に晒された時代、この都市は東ゴート族ランゴバルド人によってしばしば奪われた。カール大帝はこの都市をパトリモニウム・ペトリ (Patrimonium Sancti Petriの一部に含むべきであると言い、大帝の跡を継いだルートヴィヒ1世822年にこの都市を教皇領に編入した。

チヴィタ・ディ・バーニョレージョは、13世紀の神学者ボナヴェントゥラフランシスコ会総長を務め、のちに列聖された)の出生地として知られる。

行政[編集]

分離集落[編集]

バニョレージョには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Capraccia, Castel Cellesi, Civita, Ponzano, Vetriolo

人口[編集]

居住地区別人口[編集]

国立統計研究所(ISTAT)によれば、2001年国勢調査時点での居住地区(Località abitata)別の人口は以下の通り[2]

地区名 標高 人口 備考
BAGNOREGIO 117/625 3,639
BAGNOREGIO * 484 2,423
CASTEL CELLESI 380 215
CIVITA 443 15
VETRIOLO 459 498
Capraccia 525 20
Poggio Fabbrica 562 16
Ponzano 511 16
Salci 571 36
Case Sparse - 400
  • ISTATは人口統計上、家屋密度の高い centro abitato (居住の中心地区)、密度の低い nucleo abitato (居住の核となる地区)、まとまった居住地区を形成していない case sparse (散在家屋)の区分を用いている。上の表で地名がすべて大文字で示されているものが centro abitato である。「*」印が付されているのは、コムーネの役場・役所 la casa comunale の置かれている地区である。

人口推移[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]