ノール=シュル=エルドル

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Nort-sur-Erdre

行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏
(département) ロワール=アトランティック県
(arrondissement) シャトーブリアン郡
小郡 (canton) 小郡庁所在地
INSEEコード 44110
郵便番号 44390
市長任期 イヴ・ドヴェ[Note 1]
2014年 - 2020年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté de communes d'Erdre et Gesvres
人口動態
人口 8160人
2012年
人口密度 123人/km2
住民の呼称 Nortais
地理
座標 北緯47度26分25秒 西経1度29分50秒 / 北緯47.4402777778度 西経1.49722222222度 / 47.4402777778; -1.49722222222座標: 北緯47度26分25秒 西経1度29分50秒 / 北緯47.4402777778度 西経1.49722222222度 / 47.4402777778; -1.49722222222
標高 平均:m
最低:2m
最高:73m
面積 66.56km2
Nort-sur-Erdreの位置(フランス内)
Nort-sur-Erdre
Nort-sur-Erdre
公式サイト http://www.nort-sur-erdre.fr/
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ノール=シュル=エルドルNort-sur-Erdre)は、フランスペイ・ド・ラ・ロワール地域圏ロワール=アトランティック県コミューン

地理[編集]

県内での位置

コミューンはエルドル川の谷の中に位置している。ナント中心部から北に約30km離れている。境界を接するコミューンは、カソン、シュセ=シュル=エルドル、プティ=マルス、レ・トゥーシュ、ジュエ=シュル=エルドル、サフレ、エリクである。

1999年にINSEEがまとめた順位表によれば、ノール=シュル=エルドルは都市型コミューンで、ナント大都市圏の一部、およびナント・サン・ナザール都市圏に含まれる。都市的地域に含まれるコミューンである。

コミューンは、ナントまで航行可能なエルドル川に隣接する。川はナント・ア・ブレスト運河にも水を供給し、その途上で6箇所の閘門がある。

由来[編集]

Honort、Anort、Enortといった異なる変形を経た後、16世紀からコミューンはNortと改名された。1899年のデクレにともない、Nortではニオールと混同してしまうのを避けるため、ノール=シュル=エルドルになった[1]。コミューンの名はガロ語でNort、ブルトン語でEnorzhとなる[2]

歴史[編集]

紀元前2世紀から1世紀にかけて、現在のフォーブール・サン・ジョルジュの場所には、ガロ=ローマの村があった(2005年に遺跡が発掘されている)。

ナント司教フェリックスが6世紀に命じた道路の建設によって、エルドル川の湿地帯で洪水が起きたため、ノールまで川での航行が可能になった。コミューンは主に商業活動を通じて発展した。

11世紀、マルムーティエ修道院の小修道院が創設された[3]

1793年6月27日夜、ブリキ職人ムーリは400人から500人の義勇兵(サン・キュロット)とともに戦略的な位置であるサン・ジョルジュ橋をおさえていた。ヴァンデ軍のナントへの進軍を一晩遅らせるためであった。この反乱行為は、進軍するヴァンデ軍に対してナント防衛を組織する機会をもたらし、1793年6月29日に町は救われた。ノールの通りの名はこの出来事に敬意を払っている。

普仏戦争中の1870年11月4日、プロイセン軍に包囲されたパリのパリ北駅から、プロイセン軍によって手紙がくくりつけられた気球Ferdinand-Floconが飛ばされた。392kmを飛んだ後、気球はノール=シュル=エルドルに落ちた[4]

人口統計[編集]

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2011年
4222 4436 4606 5050 5362 5881 7031 8160

参照元:1999年までEHESS[5]、2004年以降INSEE[6][7]

史跡[編集]

姉妹都市[編集]

脚注[編集]

  1. ^ "Délibérations municipales de Nort-sur-Erdre 1891-1900 (page 72)". Archinoë portail d'indexation collaborative. 2011年4月28日閲覧
  2. ^ "Villes bretonnes, noms gallo". Geobreizh. 2013年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月18日閲覧
  3. ^ Le Diocèse de Nantes, Yves Durand, Editions Beauchesne, 1 janv. 1985 - 310 pages.
  4. ^ Ballon no 25 : « Le Ferdinand-Flocon »
  5. ^ http://cassini.ehess.fr/cassini/fr/html/fiche.php?select_resultat=25217
  6. ^ http://www.statistiques-locales.insee.fr
  7. ^ http://www.insee.fr

参照[編集]

  1. ^ Réélu en mars 2014.