ニュルバ

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ニュルバの紋章

ニュルバ (Nyurba、サハ語:Ньурбаロシア語: Нюрба)は、ロシアサハ共和国西部にある都市である。レナ川の大きな支流であるヴィリュイ川下流に面し、中央ヤクート平野の低地に街がある。ヤクーツクの846km北西に位置する。人口は10,309人(2002年国勢調査)、1989年の国勢調査では11,934人であった。気候は典型的な大陸性気候

ニュルバにはヴィリュイ川やレナ川水系を往来する船舶のための港や、ヤクーツクなどへ飛ぶ空港がある。サハ共和国一帯でダイヤモンド採掘を行う政府系企業アルローサ(ALROSA)があるほか、食品製造・軽工業・農業なども行われ、地域交通の中心・燃料などの補給の中心となっている。

1930年に現在の場所に集落が築かれ、1950年代には当時のヤクート自治共和国(現在のサハ共和国)西部におけるダイヤモンド鉱山探索の基地となった。1958年からは都市型集落となり、1998年に市となった。サハ共和国の直轄市である。

ニュルバの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F −2.2
(28)
1.1
(34)
9.5
(49.1)
18.4
(65.1)
30.0
(86)
35.2
(95.4)
35.1
(95.2)
34.1
(93.4)
32.8
(91)
16.1
(61)
3.9
(39)
−1.0
(30.2)
35.2
(95.4)
平均最高気温 °C°F −31.2
(−24.2)
−25.5
(−13.9)
−11.9
(10.6)
−0.2
(31.6)
10.6
(51.1)
20.3
(68.5)
23.3
(73.9)
19.7
(67.5)
10.5
(50.9)
−3.7
(25.3)
−21.1
(−6)
−29.6
(−21.3)
−3.6
(25.5)
日平均気温 °C°F −35.1
(−31.2)
−31.0
(−23.8)
−19.7
(−3.5)
−6.5
(20.3)
5.5
(41.9)
14.4
(57.9)
17.2
(63)
13.4
(56.1)
5.0
(41)
−7.8
(18)
−25.4
(−13.7)
−33.4
(−28.1)
−9.0
(15.8)
平均最低気温 °C°F −40.2
(−40.4)
−37.7
(−35.9)
−29.0
(−20.2)
−15.3
(4.5)
−1.3
(29.7)
6.6
(43.9)
9.4
(48.9)
6.1
(43)
−1.1
(30)
−13.2
(8.2)
−31.0
(−23.8)
−38.4
(−37.1)
−15.8
(3.6)
最低気温記録 °C°F −61.0
(−77.8)
−58.9
(−74)
−50.0
(−58)
−42.2
(−44)
−18.9
(−2)
−6.0
(21.2)
−1.6
(29.1)
−13.8
(7.2)
−20.0
(−4)
−38.9
(−38)
−55.0
(−67)
−60.8
(−77.4)
−61.0
(−77.8)
降水量 mm (inch) 25.3
(0.996)
11.3
(0.445)
16.5
(0.65)
13.9
(0.547)
52.6
(2.071)
63.4
(2.496)
62.6
(2.465)
58.9
(2.319)
43.3
(1.705)
45.9
(1.807)
30.4
(1.197)
16.5
(0.65)
440.6
(17.346)
平均降水日数 19.6 15.4 12.8 10.8 9.4 11.4 9.2 11.5 12.7 20.3 21.2 18.0 172.3
出典:[1]

脚注[編集]

  1. ^ Weather Averages for Nyurba (1948-2011)”. climatebase.ru. 2014年12月18日閲覧。

座標: 北緯63度17分03秒 東経118度19分55秒 / 北緯63.2842度 東経118.3319度 / 63.2842; 118.3319