テクノカット

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テクノカットは、もみあげを鋭角に剃り整え、襟足を刈り上げた髪型である。

1980年代に流行した[1]。1975年にリリースされたクラフトワークのアルバム『放射能』で採用されたヘアスタイルが初期のテクノカットであるほか、1979年本多三記夫がモードに取り入れて流行した。

名称[編集]

名称は、音楽ジャンルのひとつ「テクノ系」を日本に浸透させたグループ「YMO」のメンバー3人がしていたことにちなむ。当時のYMOは、小澤征爾が北京交響楽団で指揮棒を振る姿を3人で見ており、同団員がしていたことに影響を受けたと述懐している。その数年後、チェッカーズがしていた「チェッカーズカット」も本多によるものであり、テクノカットよりも前髪部分が長く、不揃いとなっている。1980年代から1990年代初頭にかけ、男性アイドルなどの定番的スタイルとなった。

校則における扱い[編集]

テクノカット流行以前は不良少年の髪型といえば長髪であり、刈り上げた短髪は真面目な生徒の髪型であった[注 1]。しかし、ファッションに敏感な層に流行したため、校則に「テクノカット禁止」の項を設ける中学校・高校もあらわれた。これは、当時の日本は管理教育式の学校教育が主流であったため、髪形の自由も後年と違って認められることが少なかったためである。

テクノカットをしている著名人[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 日本で小中高生の長髪が市民権を得たのは、1990年代に入ってからである。

出典[編集]

  1. ^ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.93.の1980年代サブカル・流行一覧。