ダロル・アンガー
ダロル・アンガー | |
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![]() ノースウェスト・ストリング・サミットのステージにて(2013年7月21日) | |
基本情報 | |
生誕 | 1953年(67 - 68歳) |
出身地 | San Francisco, United States |
ジャンル | Progressive bluegrass, フォーク, en:chamber jazz, new-age |
職業 | ミュージシャン, 作曲家, プロデューサー, 教師 |
担当楽器 | バイオリン, マンドリン, チェロ |
活動期間 | 1977–現在 |
レーベル |
Compass Windham Hill en:Six Degrees Records en:Rounder Records en:Kaleidoscope Records |
共同作業者 |
The Duo en:Republic of Strings Montreux en:David Grisman Quintet en:Turtle Island String Quartet |
公式サイト | darolanger.com |
ダロル・アンガー(Darol Anger, 1953年 - )は、アメリカ合衆国のバイオリン弾き。
キャリア[編集]
ダロル・アンガーは21歳の時に、デビッド・グリスマン・クインテットの創設メンバーとしてポピュラー・ミュージックの世界に入った[1]。アンガーは1977年にマンドリン弾きのデビッド・グリスマン(David Grisman)と彼のバンドであるデビッド・グリスマン・クインテット(David Grisman Quintet)で1977年にフィドル弾きとしてデビュー。また、タートル・アイランド・ストリング・カルテット(Turtle Island String Quartet)をデビッド・バラクリッシュナーとともに1985年に結成。自らの演奏のほか、作曲や、チェンバージャズバンド向けへの編曲などを行っている。しばしば、DGQ(David Grisman Quintet)の盟友であるマイク・マーシャル(Mike Marshall)と共演をしている。
アンガーはピアニストのバーバラ・ハイグビー(Barbara Higbie)とパリで演奏をし始める。1982年には共にWindham HillでレコードをしたTidelineをリリース。その2年後、ダロル・アンガー/バーバラ・ハイグビークインテットをマイク・マーシャル、トッド・フィリップス(Todd Phillips)、アンディ・ナレル(Andy Narell)と共に結成。このバンドは1984年にモントレックス・ジャズ・フェスティバルにて演奏。後にこのフェスから、バンド名をモントレックスと改める。二つのスタジオリリースの後、1990年にバンド解散。アンガーは1985年結成のタートル・アイランド・ストリング・バンドを続ける。マイク・マーシャルとはモントレックスや後のサイコグラス(Phycograss)で共演を続けている。また、バーバラ・ハイグビーやマイケル・マンリン(Michael Manring)とも時折共演している。
クラシック、フォーク、ジャズを土台として、スコット・二ガード(Scott Nygaard)と結成したRepublic of Stringを率いている。更にマイク・マーシャルとのデュオや、Phycograss(ブルーグラスグループ。メンバーはマンドリンにマイク・マーシャル、ベースにトッド・フィリップス、ギターにデビッド・グリア―(David Grier)、バンジョーにトニー・トリシカ(Tony Trischka))、Fiddlers Four(フィドルにMichael Doucet, Bruce Molsky,チェロにRushad Eggleston)、Mr. Sun(Joe Walsh, Grant Gordy, Ethan Jodziewicz)などのバンド活動も行っている。アンガーはしばしばピアニストのPhil Aabergとも共演。Tony Rice, Stephane Grappeli, マーク・オコナー(Mark O'Connor)といったアーティストから、 Marin Alsop, Bill Evans, Nickel Creek, Chris Thile & Punch Brothers, ヤンダー・マウンテン・ストリング・バンド(Yonder Mountain String Band), ベラ・フレック(Béla Fleck), Taarka, Anonymous 4といったアーティストにいたるまで、幅広く共演やレコーディングを行っている。彼の演奏は、NPR's Car Talkのテーマソングでも聞くことが出来る。
アンガーはサンフランシスコ沿岸部に長く住んでいたが、その後引っ越し、現在はメイン州ポートランドに在住している[2]。バイオリン職人Jonathan Cooperの指導の下で、二本のバイオリンの制作を行ったほか、2010年にはバークレー音楽大学で准教授となった[3]。
2011年6月にオンライン指導のフィドルスクールでブルーグラスの教師として教鞭を執り始めた。
ディスコグラフィー[編集]
- Fiddlistics (1981)
- Tideline – with Barbara Higbie (1982)
- Live at Montreux '84 (1984)
- Chiaroscuro (1985)
- The Duo – with Mike Marshall (1988)
- Jazz Violin Celebration (1988)
- Like Minds (1997)
- Jam (1999)
- Diary of a Fiddler (1999)
- Christmas Heritage (1998)
- At Home and on the Range (1997)
- Brand New Can (2000)
- Now Hear This (2001)
- Heritage (1996)
- Republic of Strings"(2005)
- Generation Nation (2007)
- Woodshop (2007)
- Mike Marshall and Darol Anger with Väsen (2007)
脚注[編集]
- ^ Liane Hansen Bluegrass Fiddling on 'Republic of Strings' npr.org, March 14, 2004
- ^ “Darol Anger's Republic of Strings – Home”. Republicofstrings.com. 2012年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月2日閲覧。
- ^ “Faculty Biography: Darol Anger”. Berklee. 2010年12月2日閲覧。