ターボライナー

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ターボライナー
保管されているターボライナー

ターボライナー(Turboliner)とはロー社が1976年アムトラック向けに製造した車両である。車両はディーゼルガスタービンを備えており、ニューヨークペンシルベニア駅(ペン・ステーション)とグランド・セントラル駅につながるトンネル区間においては第3軌条から集電した。

ターボライナー

ロー社のターボライナーはチュルボメカ製のガスタービンエンジンを搭載したフランスのANF社のガスタービンRTG車両(ターボライナー)を基にしている。RTGはTGV車両の試作車であるTGV 001の先駆けである。

燃料価格の高騰によりロー社とANFは合衆国内での運行を中止した。いくつかのガスタービン車両はフランスの非電化区間で2005年まで運行されたが、TGVの新線開通により終了した。

RTG ターボライナー[編集]

RTGとはロー社のRTL列車を原型とした列車である。シカゴ1970年代から1980年代初頭まで使用された。1973年末、RTGはシカゴに到着した。サクラメント通り37番地のアムトラックのブライトン公園ターボ工場で組み立てが始まった。フォード自動車のクレジット会社によるアムトラックへのリースで6編成のRTGがアムトラックに導入された。残りの4編成は内装が良くなり自動式ドアが装備された。最初の2編成は標準的なものだった。総計6編成が製造された。動力車は編成の両端に設けられた。番号は58~69が割り当てられた。どの編成も2両の動力車、2両の客車とバー/グリル車で構成されていた。編成はシカゴからセントルイスポート・ヒューロンデトロイトミルウォーキートレド まで運行され、優雅なひと時を送ることが出来た。

70年代におけるエネルギー危機により燃料消費を抑えるために、高出力且つ低燃費の主機関が搭載される等の改造が施された。その結果、燃料消費を抑える為に編成あたりわずか2基中1基のエンジンで運行される事になった。より小型のタービンエンジン アスタゾウ(Astazou)で駆動される発電機が先頭車と最後尾の車両に搭載され客車に380V/50Hzの電力を供給した。これは後期のRTLではアムフリート車と同じくアメリカ標準の480V/60Hzが供給され、対照をなした。

RTGはヨーロッパ式のバッファーとネジ式連結器が使用されていたが、後のRTLではアメリカ式の連結器が用いられた[1]

ブライトン公園の工場は 1981年に閉鎖され、装置は保管のためインディアナ州のビーチグローブへ移転された。[2]

譲渡[編集]

2008年4月、アムトラックはロー・ターボライナーの編成の売却を公示した。[3]

"ロー・ターボライナー売却” アムトラックは入手し得る7編成のターボライナー(直接駆動式ガスタービン)と予備部品を売却中である。どの編成も両端に動力車があり、中間の3両が客車でその中の1両は食堂車である。3編成はオーバーホールされデラウェア州に保管されている。4編成はオーバーホール中でニューヨークに保管されている。譲渡先を受付中である。: B. A. Hastings, Officer

出典[編集]

  1. ^ http://www.railroad.net/forums/viewtopic.php?p=273133#273133
  2. ^ RAILROAD.NET :: View topic - Turboliner information wanted!
  3. ^ http://www.progressiverailroading.com/classifieds/

その他の情報[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]