タルトゥース県
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タルトゥースの港
タルトゥース県(タルトゥースけん、Tartus Governorate, アラビア語: مُحافظة طرطوس, Muḥāfẓat Ṭarṭūs )は、シリアの14ある県の一つ。面積は1,890平方km[1]とする資料や、1,892平方km[2]とする資料がある。人口は750,000人(2007年の推計[2])。県都は港湾都市タルトゥース。
地理[編集]
シリア北西部の地中海岸に位置し、東はホムス県とハマー県に、北はラタキア県に、南はレバノンに接しており、西には地中海が広がる。
穏やかな地中海性気候で農業や漁業が盛ん。県の東にはアン=ヌサイリーヤ山脈があり、緑豊かで冬には雪も降るためリゾート地となっている。
歴史[編集]
十字軍時代の城塞(マルガット城やサフィータのシャステル・ブランなど)も各地に残っている。
2011年にシリア内戦が勃発したが、この地方は比較的平穏が保たれていた。しかし2013年5月、シリア陸軍によるバイダ・バニヤース虐殺事件が起こった。
行政区分[編集]
タルトゥース県には5郡が属する。
郡[編集]
- アッ=シャイフ・バドル郡(Ash-Shaykh Badr District)
- バニヤース郡(Baniyas District) - バニヤース
- ドゥライキーシュ郡(Duraykish District)
- サフィータ郡(Safita District) - サフィータ
- タルトゥース郡(Tartus District) - タルトゥース
脚注[編集]
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