スター為替証券

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スター為替証券(スターかわせしょうけん)かつて存在した外国為替証拠金取引を業務を行なう証券会社。スターホールディングスグループ内の売上げの大半を占める中心的な会社であったが、現在は金融商品取引業を廃止している。

2013年(平成25年)11月29日、日本エネ製作株式会社へと商号を変更し、再生エネルギー・環境事業へと事業転換した[1]

概要[編集]

設立当初は先物会社からスタートし、1999年(平成11年)に証券業務を開始。現在では先物取引業からも証券取引業からも撤退しており、外国為替証拠金取引2商品(「くりっく365」「為替24」)と、取引所株価指数証拠金取引1商品(「くりっく株365」)を取り扱うのみとなっていたが、2011年以降のシステム障害、法規制強化、手数料競争激化、店頭FXとの税制一本化などにより業績が低迷していることから、2012年8月には事業譲渡することが発表され[2]、12月に事業をインヴァスト証券へ譲渡し[3][4][5]2013年に金融商品取引業から撤退した(ただし自己ディーリングは行う)[6]。その後はエネルギー事業を行う会社に業態転換する。

沿革[編集]

  • 1970年(昭和45年)12月 - 愛知県名古屋市中区にて「双葉商事株式会社」を設立。
  • 1971年(昭和46年) 4月 - 福岡県福岡市上川端町に本社を移転。
  • 1985年(昭和60年) 9月 - 「東京メディクス株式会社」に商号を変更。
  • 1995年(平成 7年) 2月 - 福岡市博多区に本社を移転。
  • 1995年(平成 7年) 5月 - 「国際トレーディング株式会社」に商号を変更。
  • 1999年(平成11年) 8月 - 「スターフューチャーズ証券株式会社」に商号を変更。
  • 1999年(平成11年)12月 - 福岡証券取引所に株式を上場。
  • 2000年(平成12年)12月 - ナスダックジャパンに株式を上場。
  • 2003年(平成15年)12月 - 伊藤忠フューチャーズ株式会社を子会社化し、スターアセット株式会社に商号を変更。
  • 2004年(平成16年) 1月 - マイルストン・アセットマネジメント株式会社に出資。
  • 2004年(平成16年) 8月 - スターインベスト株式会社を設立。
  • 2004年(平成16年)12月1日 - スターフューチャーズ証券株式会社の株式移転により「スターホールディングス株式会社」を設立。同時に大阪証券取引所ヘラクレス(現・JASDAQ)に株式を上場。
  • 2005年(平成17年)10月 - スターフューチャーズ証券株式会社とスターアセット株式会社が合併し、スターアセット証券株式会社となる。
  • 2005年(平成17年)11月 - 株式会社星河および陽光株式会社との合弁会社のスリースターインベストメント株式会社を設立。
  • 2007年(平成19年) 4月 - スター為替株式会社を設立。
  • 2007年(平成19年) 7月 - カーボンニュートラル株式会社(現・グリーン環境株式会社)を設立。
  • 2008年(平成20年) 1月 - マイルストンアセットマネジメント株式会社の保有全株式を譲渡。
  • 2008年(平成20年)12月 - スリースターインベストメント株式会社の保有全株式を譲渡。
  • 2009年(平成21年)10月 - スターアセット証券株式会社とスター為替株式会社の合併し、スター為替証券株式会社に商号を変更。
  • 2010年(平成22年) 3月 - 商品取引受託業務を廃止。
  • 2011年(平成23年) 3月 - 福岡支社閉鎖。
  • 2012年(平成24年)12月 2日 - 事業をインヴァスト証券株式会社に譲渡。
  • 2013年(平成25年)11月29日 - 金融商品取引業の事業廃止。商号を日本エネ製作株式会社に変更。

システム障害[編集]

2011年(平成23年)7月25日に新取引システム「大富豪21」に移行したが、その後システムダウンを繰り返し、円高の進行する2011年(平成23年)8月1日深夜にもシステムダウンして、長時間にわたり取引できない状態が続き 8月3日14時頃に復旧した。なお一部の顧客は 8月8日まで取引できなかった。「大富豪システム」とはシンプレクス社が開発し、同社が提供するクラウドサービス「Voyager Trading Cloud(ボイジャー・トレーディング・クラウド)」上で運用されていた。

設計時の不備が原因で、システム稼動中に不要な処理が行われたことで他の一部の処理が滞留してしまい、サーバの容量が枯渇して、業務の継続のためシステムを停止したとしている[7]

顧客には 8月1日から 8月5日取引終了時点までの取引手数料を払い戻すなどの対応を行った[8]

このシステム障害に対して、10月14日に関東財務局から業務改善命令を受けている[9][10]

また、2013年11月にはシンプレクス社を相手取って36億円の損害賠償請求の訴訟を東京地方裁判所に起こした[11]

脚注[編集]

  1. ^ “商号変更に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スター為替証券, (2013年11月27日), オリジナル2014年2月17日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20140217082658/http://www.starkawase.jp/pdf/131127.pdf 2014年12月24日閲覧。 
  2. ^ “連結子会社における事業の会社分割(吸収分割)に関する基本合意のお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スターホールディングス, (2012年8月31日), オリジナル2014年12月24日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20141224172655/http://www.starkawase.jp/files/news/20120831.pdf 2012年8月31日閲覧。 
  3. ^ スター為替証券「くりっく365」より口座移管されたお客様へ - インヴァスト証券 Archived 2012年11月15日, at the Wayback Machine.
  4. ^ スター為替証券「為替24」より口座移管されたお客様へ - インヴァスト証券 Archived 2012年11月28日, at the Wayback Machine.
  5. ^ スター為替証券「くりっく株365」より口座移管されたお客様へ - インヴァスト証券 Archived 2012年11月15日, at the Wayback Machine.
  6. ^ “金融商品取引業の廃止に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スターホールディングス, (2013年10月28日), オリジナル2014年3月27日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20140327095539/http://www.starkawase.jp/pdf/131028.pdf 2014年12月24日閲覧。 
  7. ^ “【大富豪21】くりっく365取引システムの障害に関するお詫び” (PDF) (プレスリリース), スター為替証券, (2011年8月11日), オリジナル2011年10月8日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20111008015500/http://starkawase.jp/files/news/20110812.pdf 2011年11月23日閲覧。 
  8. ^ “【くりっく365】お取引中のお客様へのお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スター為替証券, (2011年8月23日), オリジナル2011年10月8日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20111008010622/http://starkawase.jp/files/news/20110823.pdf 2011年11月23日閲覧。 
  9. ^ “当社に対する行政処分について” (PDF) (プレスリリース), スター為替証券, (2011年10月14日), オリジナル2015年1月5日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20150105132727/http://www.starkawase.jp/files/news/20111014.pdf 2011年11月23日閲覧。 
  10. ^ スター為替証券株式会社に対する行政処分について”. 金融庁 (2011年10月14日). 2015年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月5日閲覧。
  11. ^ “訴訟の提起に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), スター為替証券, (2013年11月15), オリジナル2014年2月17日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20140217082658/http://www.starkawase.jp/pdf/131115.pdf 2014年12月24日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]