ジープ・アベンジャー
ジープ・アベンジャー(英:Jeep Avenger)は、ステランティスの製造するSUV型の電気自動車およびガソリン自動車である。
概要 [編集]
ステランティスがジープブランドとして製造する初の電気自動車。ポーランドのティヒ工場で生産される。同社のレネゲードよりも小さく、Bセグメントのエントリーモデルとなる[1]。CMPを採用するため、初めてヨーロッパで設計されたジープ車である。イタリアやスペインではガソリンエンジンを搭載したプラグインハイブリッド車を導入する一方でイギリスなどでは電気自動車のみの導入を行う[2]。2024年上半期に日本や韓国などの他地域でも販売されるが、北米市場の販売は行われない。
全長4080mm全幅1780mm全高1530mm。モーターは最高出力156ps、最大トルク260Nm[3]。登場時点での駆動方式は前輪駆動。ただし、発表時に4×4コンセプトを同時に披露し、将来的には四輪駆動も登場するとしている。バッテリーは54kWh(実用量は51kWh)。航続距離は最大で400km(WLTPモード)となる予定[4]。
歴史 [編集]
- 2022年10月17日- パリモーターショー2022で正式発表。同時に「4×4コンセプト」を発表した[5]。
- 2022年12月1日- 「ファーストエディション」をヨーロッパで販売開始[6]。
- 2023年1月13日- ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2023を受賞[7]。
脚注 [編集]
- ^ “日本ではいつ登場!? 全長4.1mのコンパクトSUV ジープ新型「アベンジャー」欧州登場! 気になる価格は? | VAGUE(ヴァーグ)”. VAGUE (2022年12月13日). 2022年12月31日閲覧。
- ^ DIGITAL, AUTOCAR (2022年12月11日). “ブランド大変革のEV SUV ジープ・アベンジャーへ試乗 欧州に向け新開発 航続408km 前編”. AUTOCAR JAPAN. 2022年12月31日閲覧。
- ^ “タフでオシャレな新型「小型SUV」デビュー! コンパクトだけどラグジュアリー? パリモーターショーでジープ新型「アベンジャー」発表”. くるまのニュース. 2022年12月31日閲覧。
- ^ https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1448/242/amp.index.html
- ^ 株式会社インプレス (2022年10月17日). “ジープ、バッテリEV「アベンジャー 4×4 コンセプト」をパリショーで初公開”. Car Watch. 2022年12月31日閲覧。
- ^ “ジープ初のEV『アベンジャー』、航続400km…受注を欧州で開始”. レスポンス(Response.jp). 2022年12月31日閲覧。
- ^ “ジープ初のEV『アベンジャー』に欧州カーオブザイヤー2023…VW ID. Buzzや日産アリアを抑える”. レスポンス(Response.jp). 2023年1月16日閲覧。
関連項目[編集]
- ダッジ・アベンジャー - ステランティス傘下のクライスラーがかつてダッジのブランドで販売していた同名の自動車。
- フィアット・600 - 兄弟車。