ジンクピリチオン

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ジンクピリチオン
Zinc pyrithione
Zink-Pyrithion.svg Zinc-pyrithione-dimer-3D-balls.png
IUPAC名ビス(2-ピリジルチオ)亜鉛 1,1'-ジオキサイド
別名ピリチオン亜鉛、ZPT
分子式C10H8N2O2S2Zn
分子量317.70
CAS登録番号13463-41-7
形状淡黄色の粉末
融点240 °C(分解)
水への溶解度0.0015%

ジンクピリチオン(Zinc pyrithione)は有機亜鉛錯体で、ピリジン誘導体の一種。抗菌剤防腐剤としての作用がある。フケ脂漏性皮膚炎に有効なため[1]シャンプー化粧品に添加される。独特のにおいがする。

特性[編集]

溶解性が低く、ジンクピリチオンの粒子はすすぎ洗いをした後も皮膚表面に残り殺菌作用を持つ[1]

殺菌[編集]

細菌類に対する最小発育阻止濃度(MIC)はO157枯草菌で10ppmMRSA緑膿菌では3ppmであり、比較的低濃度で効果を発揮する。

真菌、グラム陰性菌、グラム陽性菌と幅広い殺菌スペクトルがある[1]

毒性[編集]

ラットに経口投与した場合の半数致死量(LD50)は200mg/kgである。1999年に国立環境研究所により環境ホルモンの疑いがあることが報告された[2]

使用[編集]

脂漏性皮膚炎に有効な成分のひとつである[3]。抗菌効果に伴いフケを抑える効果もあり[1]、ジンクピリチオンを配合したシャンプーも市販されている。国際的には1960年代から使用されてきた[1]

1970年から2006年まで、花王が発売するシャンプー、メリットにはジンクピリチオンが配合されていた[4]。爆発的に売り上げたことから ジンクピリチオン効果という効果も生まれた。成分が変更され、現在は配合されていない。しかし、2007年にP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)の新ヘアケアブランドh&sではジンクピリチオンが有効成分として配合された。

出典[編集]

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  1. ^ a b c d e James R. Schwartz (2016-2). “Zinc Pyrithione: A Topical Antimicrobial With Complex Pharmaceutics”. Journal of drugs in dermatology : JDD 15 (2): 140–144. PMID 26885780. 
  2. ^ 平成11年度 内分泌攪乱化学物質関連調査計画について 環境庁
  3. ^ Naldi L, Diphoorn J (May 2015). “Seborrhoeic dermatitis of the scalp”. BMJ Clin Evid 2015. PMID 26016669. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4445675/. 
  4. ^ なお、1985年ごろからはミクロジンクピリチオンと呼んでいたほか、1970年代、CMなどでz-pt(ゼットピーティー)と呼んでいた時期があった。

参考文献[編集]