ジョン・テイラー・ガット

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ジョン・テイラー・ガット(John Taylor Gatto)
生誕 1935年12月15日
アメリカ合衆国ペンシルベニア州モノガヘラ市
死没 (2018-10-25) 2018年10月25日(82歳没)
アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市
住居 ニューヨーク州オックスフォード市
国籍 アメリカ合衆国
別名 ジョン・ガット
教育 コーネル大学ピッツバーグ大学イェシーバー大学ハンター校リード大学カリフォルニア大学
職業 著者・講演者
著名な実績 教育活動、学者、ニューヨーク州最優秀教師賞受賞
配偶者 Janet Gatto
公式サイト www.johntaylorgatto.com

ジョン・テイラー・ガットJohn Taylor Gatto[1]1935年12月5日 - 2018年10月25日)は、アメリカ合衆国の30年近く教員として働いた現役作家である。教えることに熱心で、教員を退職した後は現代義務教育イデオロギーや歴史、またその結果を批判する複数の書物を出版している。中でもよく知られている本は「バカをつくる学校」とアメリカの教育の裏を紹介する"The Underground History of American Education: A Schoolteacher's Intimate Investigation Into the Problem of Modern Schooling"の2冊である。

1989年、1990年、1991年に米国ニューヨーク市最優秀教師に選ばれ、また1991年にニューヨーク州の最優秀教師賞も受賞している[2]

経歴[編集]

ガットはペンシルベニア州ピッツバーグ市の近くにあるモノンゲヒーラ市に生まれた。主に公立学校に通っていたが、一時Latrobe市英語版にあるカトリック寄宿学校にも在籍したことがある。大学はコーネル大学ピッツバーグ大学コロンビア大学で勉強し、卒業後は米軍の医療隊員として米国内数ヶ所に活躍。軍隊を引退した後は大学院に戻った。

1985年と1988年にニューヨーク州議員選挙に立候補したが当選しなかった[3]。1991年に引退を表明し、ウォールストリートジャーナルに「自分の生計を立てるためにこれ以上子供を傷つけたくない」と書いたI Quit, I Think[4] の記事を載せた。その後講演者と作者として活動している。1997年に教育自由の発展への貢献が評価され、Alexis de Tocqueville Award を受賞。[5]

2018年10月25日にニューヨークにて死去[6]

主張[編集]

義務教育は子供にどの影響を与えるのかについて、「バカをつくる学校」では下記の通り定義している:

  1. 学校教育は生徒たちを混乱させるだけ。学校から追い出されないためには、滅裂に集められた情報をこどもが暗記しなければならない。テストや試験以外は、学校がテレビによく似ている。それは、子どもたちのほぼすべての「自由な」時間を埋めている。見たものをすぐに忘れる。
  2. 自分の社会的地位を受け入れることを教わる。
  3. 生徒たちは無関心になる。
  4. 感情的依存をつくりだす。
  5. 精神的依存を覚える。
  6. 専門家による一定の確認(暫定自尊心)が必要な自信を教えている。
  7. 常に監視されていることに気づき、自分が隠れられないことを覚える。

関連項目[編集]

注脚[編集]

  1. ^ After learning he was regularly confused with another teacher named John Gatto, he added Taylor to his pen name.
  2. ^ New York's Teachers of the Year, New York State Education Department (accessed April 5, 2014).
  3. ^ "THE ELECTIONS; New York State Senate".
  4. ^ "I Quit, I Think".
  5. ^ "[1]". Alexis de Tocqueville Award. April 5, 2014.
  6. ^ Education reformer John Taylor Gatto has passed away but his spirit and work live on (英語). Sott.net. (2018年10月29日). https://www.sott.net/article/399410-Education-reformer-John-Taylor-Gatto-has-passed-away-but-his-spirit-and-work-live-on 2018年11月5日閲覧。