ジノプロスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ジノプロスト
Dinoprost.svg
IUPAC命名法による物質名
(Z)-7-[(1R,2R,3R,5S)-3,5-ジヒドロキシ-2-[(E,3S)- 3-ヒドロ-1-オクテニル]シクロペンチル]-5-ヘプテン酸
臨床データ
投与方法 点滴静脈注射 (誘発分娩), 羊膜内 (人工流産)
薬物動態データ
半減期 羊水中で3から6時間, 血漿中では1分以下。
識別
CAS番号 551-11-1 38562-01-5 (トリスヒドロキシメチルアミノメタン)
ATCコード G02AD01
PubChem CID: 5280363
DrugBank DB01160
化学的データ
化学式 C20H34O5
分子量 354.48 g/mol

ジノプロスト(英:dinoprost)とは天然型のプロスタグランジンF(PGF)。ジノプラストは卵巣において黄体を退行させることにより排卵を誘起する。子宮では収縮作用により陣痛を誘起する。

ヒトにおいては、おもに子宮収縮剤として使用される日本薬局方一部収載医薬品であり、妊娠末期における陣痛誘発・陣痛促進・分娩促進、術後腸管麻痺や麻痺性イレウスで他の保存的治療で効果がない場合の腸管蠕動亢進を目的に注射投与で使用される。また、治療的流産を目的に卵膜外投与する場合もある。作用が重複するオキシトシンジノプロストンとの併用は禁忌。眼科領域ではジノプロストの誘導体が緑内障の治療に使用される。

効能・効果[編集]

  1. 妊娠末期における陣痛誘発・陣痛促進・分娩促進
  2. 緑内障における眼圧低下作用
  3. 塗布することによって、まつ毛の増毛と延長作用
  4. 虹彩の色素沈着作用
  5. 下記における腸管蠕動亢進
  • 胃腸管の手術における術後腸管麻痺の回復遷延の場合
  • 麻痺性イレウスにおいて他の保存的治療で効果が認められない場合

主な誘導体[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]