ジオブロッキング

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ジオブロッキング(Geo-blocking)は、インターネットコンテンツの配信にあたり、提供する事業者へのアクセスを試みる利用者の地理的位置により一定の制限を加える技術。日本では「お前の国には売らない」を省略し「おま国(おまくに、おまこく)」と表現したり、日本だけ諸外国より割高な価格で販売しているコンテンツを「お前の国にも売ってやる、ただし割高な値段で」を省略して「おま値(おまね)」、日本語表示・字幕・音声の含まれないコンテンツ(日本語の追加コンテンツが別売)に対して「おま語(おまご)」と揶揄されている[1][2]

この「ジオブロッキング」という技術は、国によって通貨の価値や国民の平均所得に基づくコンテンツの柔軟な価格変更や、特定の国にコンテンツを販売しない制限を加える際に応用される。例えば、オンラインカジノでは、ギャンブルを制限する法律が国によって異なるため、国ごとにアクセス制限を課すといった用途がある。他にも映画やテレビ番組、ゲームソフト、スマートフォンアプリにおいて、著作権、ライセンス契約、国ごとのレイティングと法的規制の相違など様々な理由により、特定の国からのアクセスを禁止したり、国ごとにコンテンツの中身の細かな表現に変更(流血表現やセリフなど)を加えたり[3][4]価格差別を行う際にも用いられる。

位置情報の特定方法は、ユーザーのリモートホストIPアドレスを解析したり、ユーザーの通信遅延時間から物理的位置を推定するなどがある。

ジオブロッキングは、インターネットコンテンツを扱う多くの事業者に用いられている。知名度が高いサービスの一例では、SteamYouTubeAmazonプライム・ビデオの場合、「お住まいの国・地域では利用できない」旨の警告が出るコンテンツでは、特定の国からの購入やアクセスを禁じるジオブロッキングが施されている。ラジオアプリのRadikoの場合、日本国外から視聴しようとすると、エリア判定で弾かれ視聴不可となる。

正当性[編集]

回避方法[編集]

中国グレート・ファイアウォールといったネット検閲回避方法と同じような手法で、ジオブロッキングを回避できる場合がある。IPアドレスに基づくジオブロッキングの場合は、プロキシサーバVirtual Private Network(VPN、バーチャル プライベート ネットワーク)を用いることで回避できる。例えば「アメリカでは提供されているが、日本からはアクセスできないコンテンツ」にアクセスするため、アメリカのIPアドレスを用いたVPNを経由することでアクセス可能となるが、VPNは利用者の「国籍を偽装」することになるため、コンテンツサービスの利用規約により「国籍や個人情報の偽装」を明確に禁止しているのもある(例として、Steam利用規約「3.課金、支払い、およびその他の利用権 A. 支払いの承認」において、「ユーザーの所在地を偽る目的でIPプロキシまたはその他の方法を利用しないこと」「このような行為を行ったときは、ユーザーアカウントを無効化する」と明文化している)。

回避の合法性[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ STADIA発表で殺到した「おま国」とは何か 日本ゲーマーたちの悲痛な叫び - J-CASTニュース
  2. ^ 【今日のゲーム用語】「おま値」とは ─ 国内ゲーマーの不満を表現する略語 - inside-games
  3. ^ CERO「『アサシン クリード ヴァルハラ』は流血表現アリで審査通っていた」 日本版の表現修正、UBIの説明に反論 - ニコニコニュース
  4. ^ ユービーアイソフト、「アサシン クリード ヴァルハラ」の流血表現修正を発表 ユーザーに謝罪 - Yahoo!ニュース

関連項目[編集]