シースキマー

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シースキマーは、対艦ミサイルの飛行特性による分類で、目標への接近過程で超低空飛行(シースキミング)をする方式のミサイルのこと。飛行高度は20~100m程度。飛行速度は亜音速帯のミサイルが多用されており、飛行速度が超音速以上になると衝撃波により海面が水しぶきをあげ、これにより目視及びレーダーでも探知されやすくなる。超低空を比較的ゆっくりと飛ぶ飛行法が、小型の海鳥の一種であるハサミアジサシ(Sea Skimmer)の飛行形態に似通っていることからシースキマーと名付けられた。

ミサイルを超低空飛行させることで、敵軍艦に搭載されたレーダーによる探知を避けるねらいがある。レーダーの電波水平線上を直進するため、超低空を飛行する目標の探知距離は至近に限られる。また海面状況にもよるがミサイルが数海里まで接近すると、ミサイルのレーダー反射と波頭のレーダー反射のノイズが干渉し、レーダー探知が困難になる。超低空飛行は、レーダーからの被探知率の低減に効果的であるが、海鳥とのバードストライク三角波との衝突というリスクを伴う。

シースキマー式のミサイルは、慣性航法で誘導されて超低空飛行で攻撃目標に近接後、アクティブホーミングによる誘導へ切り替わって目標の位置を精査し、ホップアップまたは螺旋軌道を描いて目標に突入する。螺旋軌道を描く目的は、CIWSからの被弾回避行動である。