シーシュポスの神話
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シーシュポスの神話 Le Mythe de Sisyphe | |
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作者 | アルベール・カミュ |
国 |
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言語 | フランス語 |
ジャンル | 不条理随筆・評論、哲学 |
発表形態 | 書き下ろし |
刊行 | ガリマール出版社 1942年12月 |
訳者 |
清水徹 日本語訳刊行-新潮文庫 1969年7月 NCID BN06156755 [1] |
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『シーシュポスの神話』(フランス語: Le Mythe de Sisyphe)は、アルベール・カミュの随筆。出版社によっては『シシュポスの神話』とも表記される。
内容[編集]
神を欺いたことで、シーシュポスは神々の怒りを買ってしまい、大きな岩を山頂に押して運ぶという罰を受けた。彼は神々の言い付け通りに岩を運ぶのだが、山頂に運び終えたその瞬間に岩は転がり落ちてしまう。同じ動作を何度繰り返しても、結局は同じ結果にしかならないのだった。カミュはここで、人は皆いずれは死んで全ては水泡に帰す事を承知しているにも拘わらず、それでも生き続ける人間の姿を、そして人類全体の運命を描き出した。
日本語訳[編集]
新潮文庫版には「シーシュポスの神話」だけでなく「不条理な論証」や「不条理な人間」、「不条理な創造」、「フランツ・カフカの作品における希望と不条理」も収録されている。
- カミュ「シーシュポスの神話」清水徹訳、『新潮世界文学 49』新潮社、1969年。
- カミュ「シーシュポスの神話」清水徹訳、『異邦人・シーシュポスの神話』佐藤朔・高畠正明編、新潮社〈カミュ全集 2〉、1972年。
- カミュ『シーシュポスの神話』清水徹訳、新潮社〈新潮文庫〉、1982年1月。
- カミュ『シーシュポスの神話』清水徹訳、新潮社〈新潮文庫〉、2006年9月、60刷改版。ISBN 4-10-211402-5。
脚注[編集]
参考文献[編集]
- アルベール・カミュ、窪田啓作訳 『異邦人』(改版) 新潮文庫、1995年6月。ISBN 978-4102114018。 初版は1954年9月
外部リンク[編集]
- ““Le mythe de Sisyphe” d'Albert Camus disponible, en texte intégral dans Les Classiques des sciences sociales” (フランス語) (2011年1月4日). 2011年2月10日閲覧。