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シドニー・ドレル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Sidney Drell
シドニー・ドレル
生誕 (1926-09-13) 1926年9月13日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アトランティックシティ
死没 2016年12月21日(2016-12-21)(90歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州パロアルト
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究分野 物理学
研究機関 SLAC国立加速器研究所
出身校 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
博士課程
指導教員
シドニー・ダンコフ
博士課程
指導学生
ジェームズ・ビョルケン
スティーヴン・フラウチ
Roscoe Giles
ロバート・ジャッフェ
ハインツ・パーゲルス
Joel Primack
主な業績 ドレル・ヤン過程
主な受賞歴 アメリカ国家科学賞(2011)
プロジェクト:人物伝
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シドニー・デイヴィッド・ドレル (Sidney David Drell, 1926年9月13日 - 2016年12月21日) はアメリカ合衆国理論物理学者[1]軍備管理の専門家 [2]

逝去時は, SLAC国立加速器研究所名誉教授スタンフォード大学フーヴァー研究所の上級研究員であった。 量子電磁力学素粒子物理学に顕著な貢献がある。 ヒッグス粒子の発見にも用いられたドレル・ヤン過程に名を遺している[1]

生涯

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1926年9月13日ニュージャージー州アトランティックシティに生まれる [1]。 1943年アトランティックシティ・ハイスクールを16歳で卒業し [3] [4]、 プリンストン大学に1943年7月に入学した。 大学三年のときにヨセフ・マリア・ヤオホに指導を受け、 大学卒業論文はジョン・ホイーラーの指導の下で作成した"Radiating Electrons"(「輻射する電子」)であった [1] 。 1946年物理学の学士号をプリンストン大学で取得した [3] 。 1947年修士号を、1949年に博士号をイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で取得した。 ジェームズ・ビョーケンと共に教科書Relativistic Quantum Mechanics(「相対論的量子力学」)とRelativistic Quantum Fields(「相対論的量子場の理論」)を著したことでも知られる。 [1]

アメリカ政府の科学顧問として積極的に活動していたドレルは、JASONの創設メンバーの一人であり [1]ロスアラモス国立研究所の運営会社であるLos Alamos National Securityの理事会のメンバーでもあった [5]。 核軍備管理の専門家であり、Center for International Security and Arms Control(現Center for International Security and Cooperation)の創設者の一人であった。 また、スタンフォード大学のフーヴァー研究所の上級研究員を務め、プリンストン高等研究所の名誉評議員(trustee Emeritus)でもあった[6]

シドニー・ドレルの子には、 SLAC国立加速器研究所所長、スタンフォード大学工学部学部長、スタンフォード大学学長を歴任したPersis Drell、 リッチモンド大学歴史学部教授のJoanna Drell [7]、 アメリカ合衆国エネルギー省でプログラムオフィサーを務めるDaniel Drellがいる。 2016年12月カリフォルニア州パロ・アルトの自宅にて90歳で死去した [2]

受賞歴など

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出典

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  1. ^ a b c d e f Jaffe, Robert; Jeanloz, Raymond (19 October 2019). “Sidney David Drell (September 13, 1926–December 21, 2016): A Biographical Memoir” (英語). Annual Review of Nuclear and Particle Science 69 (1): 1–14. Bibcode2019ARNPS..69....1J. doi:10.1146/annurev-nucl-020619-120837. ISSN 0163-8998. https://doi.org/10.1146/annurev-nucl-020619-120837 28 March 2023閲覧。. 
  2. ^ a b Kubota, Taylor (22 December 2016). “Sidney Drell, theoretical physicist and national security expert at Stanford, dies at 90” (英語). Stanford News. http://news.stanford.edu/2016/12/22/sidney-drell-theoretical-physicist-national-security-expert-stanford-dies-90/ 28 March 2023閲覧。 
  3. ^ a b Grimes, William (23 December 2016). “Sidney Drell, Who Advised Presidents on Nuclear Weapons, Dies at 90”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2016/12/22/science/sidney-drell-dead.html 28 March 2023閲覧。 
  4. ^ Aaserud, Finn (July 1, 1986). “Oral histories: Sidney Drell”. American Institute of Physics. 2022年2月2日閲覧。
  5. ^ Los Alamos National Security, LLC Announces Board of Governors” (英語). Bloomberg.com (19 January 2006). 28 March 2023閲覧。
  6. ^ Drell awarded NNSA Administrator's Gold Medal of Excellence | Lawrence Livermore National Laboratory” (英語). LLNL Lawrence Livermore National Laboratory. 28 March 2023閲覧。
  7. ^ Joanna Drell - History - University of Richmond”. 18 Sep 2023閲覧。
  8. ^ Drell, Sidney D.”. National Academy of Sciences. June 3, 2011閲覧。
  9. ^ Book of Members, 1780–2010: Chapter D”. American Academy of Arts and Sciences. June 3, 2011閲覧。
  10. ^ APS Member History”. search.amphilsoc.org. 2022年5月9日閲覧。

外部リンク

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