ザ・フラワー・キング

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ザ・フラワー・キング
ロイネ・ストルトスタジオ・アルバム
リリース
録音 1993年5月 - 1994年2月 ウプサラ[2]
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル フォックストロット・レコード
リイシュー: インサイド・アウト・ミュージック
プロデュース ロイネ・ストルト
ロイネ・ストルト アルバム 年表
The Lonely Heartbeat
(1989年)
ザ・フラワー・キング
(1994年)
ハイドロフォニア
(1998年)
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ザ・フラワー・キング』(The Flower King)は、スウェーデンプログレッシブ・ロック・ミュージシャン、ロイネ・ストルト1994年に発表したスタジオ・アルバム

解説[編集]

ストルトは1980年代後半、商業主義寄りのソロ・アルバムを発表してきたが、1990年代のスウェーデンにおけるプログレッシブ・ロックの再興に伴い、ハイメ・サラザール(元ヨナス・エルボーグ・バンド)やハッセ・ブルニウソン(元サムラ・ママス・マンナ)らを迎えて本作を制作した[3]。そして、ストルトは本作リリースから2か月後の1994年8月より、本作にも参加したサラザール、旧知のトマス・ボディーンや弟マイケルを迎えた新バンド「ザ・フラワー・キングス」としてのライブ活動を開始し[4]、本作は日本では、ザ・フラワー・キングス名義のデビュー・アルバム『バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ』(1995年)と同時期に発売された[5]。なお、ザ・フラワー・キングス名義のベスト・アルバム『スキャニング・ザ・グリーンハウス』(1998年)には、本作のタイトル曲のリメイク・ヴァージョンが収録されている[6]

『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「劇的な組曲(7)に代表されるシンフォニック・ロックを主軸に多様な音楽性を披露する意欲作」と評されている[1]

収録曲[編集]

全曲ともロイネ・ストルト作。3. 5. 6.はインストゥルメンタル

  1. ザ・フラワー・キング "The Flower King" - 10:32
  2. ディソナタ "Dissonata" - 10:02
  3. ザ・マジック・サーカス・オヴ・ゼブ "The Magic Circus of Zeb" - 7:06
  4. 目を閉じて "Close Your Eyes" - 3:12
  5. ザ・ピルグリム・イン "The Pilgrims Inn" - 9:20
  6. ザ・サウンズ・オヴ・ヴァイオレンス "The Sounds of Violence" - 5:41
  7. ヒューマニズモ組曲 "Humanizzimo" - 20:53
    • A. "Twilight Flower"
    • B. "The Messenger"
    • C. "The Nail"
    • D. "Only Human"
    • E. "This Is the Night"
    • F. "The Flower of Love"
  8. スキャニング・ザ・グリーンハウス "Scanning the Greenhouse" - 3:45

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b ロイネ・ストルト/ザ・フラワー・キング”. CDJournal. 音楽出版社. 2024年2月22日閲覧。
  2. ^ CD英文ブックレット内クレジット
  3. ^ Couture, François. “Roine Stolt Songs, Albums, Reviews, Bio & More”. AllMusic. 2024年2月22日閲覧。
  4. ^ An Interview with Roine Stolt”. Guitar Noise. 2024年2月22日閲覧。
  5. ^ 日本初回盤CD (MAR 95156)ライナーノーツ(三輪岳志)
  6. ^ Couture, François. “The Flower Kings - Scanning the Greenhouse Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2024年2月22日閲覧。

外部リンク[編集]