ゲイリー・ショッカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲイリー・ショッカー
ジャンル クラシック音楽
職業 フルート奏者、作曲家、ピアニスト
担当楽器 フルート、ピアノ

ゲイリー・ショッカーGary Schocker, 1959年10月18日[1]- )は、アメリカ合衆国出身のフルート奏者、作曲家ピアニスト。15歳の時ニューヨーク・フィルハーモニックと共演(ヤング・ピープルズ・コンサート[2]フィラデルフィア管弦楽団 、ニュージャージー交響楽団、 ダラス交響楽団、 ウエスト・ジャーマン・シンフォニア、イタリア合奏団とも共演。コロンビアパナマカナダオーストラリア台湾日本ドイツフランスイタリアでツアーや指導を行っている。

作曲活動[編集]

200作品以上のフルートのための作品を作曲している。

フルート奏者のジェームズ・ゴールウェイは、アイルランド・アデア・フェスティバル(Ireland's Adair Festival)でショッカー作曲の協奏曲 Green Places を初演し[3]、またニュージャージー交響楽団とこの作品を共演している。 2015年、クラシックギター奏者ジェイソン・ボーハープ奏者ヨランダ・コンドナシスはショッカーに Hypnotized の作曲を委嘱しており、同作品はアルバム Together に収録された。

ショッカーは、フルート曲の他、多数の歌唱曲、劇音楽、子供向けのミュージカル音楽を作曲している。また、ピアノオーボエバスーンクラリネット、2台のピアノのためのソナタを作曲している。

2007年、びわ湖国際フルートコンクールの委嘱を受け、 Biwako Wind を作曲[4]

演奏活動[編集]

フルート奏者として、日本と台湾で何度か公演を行っている。2012年、台湾国際フルートフェスティバルに参加し、自ら作曲したフルートとオーケストラのための作品3曲を演奏。2015年8月には、第17回日本フルートコンベンションで、自ら作曲した Green PlacesHannah's Gladeを演奏。

2003年以来、ニューヨークのホーリークロス修道院で世界中のフルート奏者を集めたマスタークラスで指導を行っている。ニューヨーク大学の教員を務め、また、ニューヨークとペンシルベニア州イーストンで個人的に指導活動を行っている。

William S. HaynesとLouis Lot 製作のフルートを使用。 またDavid WilliamsとDavid Chuが作ったヘッドジョイントでも演奏している。

受賞[編集]

1978年に国立フルート協会のヤング・アーティスト・コンクール、1980年にニューヨーク・フルート・クラブのヤング・アーティスト・コンクール、1985年にはヤング・コンサート・アーティスト・インターナショナル・オーディションを受賞。

国際クラリネット協会の作曲賞を二度受賞。また、ナショナル・フルート・アソシエーションの音楽賞を複数にわたり受賞。

ディスコグラフィー[編集]

  • Bach Handel Telemann (Chesky)
  • Mozart Flute Quartets (Chesky)
  • Dream Travels (2002)(ジェイソン・ボーとの共演)
  • Flute Forest (2004)
  • Arioso (2004)(ジェイソン・ボーとの共演)
  • Regrets and Resolutions (2000)
  • Airborne (2000)
  • The Awakening and Far from the Madding Crowd (2000)
  • Healing Music (Azica)
  • Garden in Harp (Azica, 2012)
  • For Dad (Azica)
  • Inside Out (CD Baby, 2015)

脚注[編集]

参考文献[編集]

Sealy-Miller, Kristi (2013-2-19). An Annotated Guide to Gary Schocker's Music for Flute and Piccolo. Florida State University. http://fsu.digital.flvc.org/islandora/object/fsu:183829/datastream/PDF/download/citation.pdf 2019年12月29日閲覧。. 

外部リンク[編集]