クローバー型

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クローバー型(クローバーがた)とは、4方向からの道路を連結するためのジャンクションインターチェンジの形状の一つである。形状が四つ葉のクローバーに見立てられることから名づけられた。

概要[編集]

クローバー型

この形のジャンクションやインターチェンジは、1方面2つの分岐点と2つの合流点からなる。1つ目の分岐点は運転手から見て90度程度左に曲がり別の道路に接続するようになっており、2つ目の分岐点は運転手から見て270度程度左(90度程度右に)曲がり、別の道路に接続するようになっている。1つ目の合流点は運転手から見て右手前の道路から接続するようになっており、2つ目の合流点は運転手から見て左奥の道路から接続するようになっている(8つの接続道路のうち、4つの接続道路が急カーブになっている)。

日本では、鳥栖ジャンクション清武ジャンクションに典型例がある。ただし清武ジャンクションは、前述の4つの接続道路うち1つが渡り線となっており、不完全なクローバー型となっている(後述の部分クローバー型を参照)。

クローバー型は、2つめの分岐点より早く1つめの合流点が到来する。そのため、本道の交通量が一時的に増大する。また、本道に合流する車両と本道から分岐しようとする車両が交差するように行き交うことになる。そのため、安全上の問題や交通渋滞を招くことがある。(例:ジャカルタ・スマンギ立体交差) また、2つめの分岐点を2回連続して通行すればUターンできるため、有料道路では管理上の問題が発生する場合もある。(例:九州自動車道鳥栖ジャンクション東九州自動車道清武ジャンクション

一方、クローバー型と同様の機能を持つタービン型は、分岐した後に合流が行われるため、これらの問題は発生しない。

問題点[編集]

  • 九州自動車道鳥栖IC/JCTでは、福岡方面から長崎方面の流れと、鳥栖出口に向かう流れが交差し、慢性的な渋滞が発生していてサガンクロス橋の建設を余儀なくされた。
    • 又、用地の制約でランプの曲線を大きくとれず、制限速度がサガンクロス橋のみ80Km/hで、他は40Km/hに制限されている。(一般的に本線の設計速度が100Km/hであったら、ランプの設計速度は80Km/hが望ましいとされている。)
部分クローバー型B2
部分クローバー型A4

部分クローバー型[編集]

クローバー型の欠点を補う形で改良された部分クローバー型(Partial cloverleaf interchange、Parclo)がある。部分クローバー型にはA2、B2、A4などいくつかの形がある。

関連項目[編集]