クローナハ

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紋章 地図
(クローナハ郡の位置)
DEU Kronach COA.svg Lage des Landkreises Kronach in Deutschland
基本情報
連邦州: バイエルン州
行政管区: オーバーフランケン行政管区
郡: クローナハ郡
緯度経度: 北緯50度14分 東経11度19分
標高: 海抜 318 m
面積: 66.99 km²
人口:

16,877人(2017年12月31日現在) [1]

人口密度: 252 人/km²
郵便番号: 96317
市外局番: 09261
ナンバープレート: KC
自治体コード: 09 4 76 145
市庁舎の住所: Marktplatz 5
96317 Kronach
公式ウェブサイト: www.kronach.de
市長: ヴォルフガング・バイアーグレースライン (Wolfgang Beiergrößlein)
郡内の位置
Kronach in KC.svg

クローナハ (Kronach)は、ドイツバイエルン州オーバーフランケン行政管区クローナハ郡の郡庁所在地であり、中級中心都市である。この都市はフランケンヴァルトの周縁部に位置している。クローナハは、ルーカス・クラナッハの生誕地である。クローナハ市内には、ハースラハ川、クローナハ川およびローダッハ川が流れている。クローナハは、ほぼ完全に保存されている市壁を持ち、ドイツで最大の、全ヨーロッパでも最大規模の、中世要塞(ローゼンベルク要塞)を有している。砂岩と木組みの住宅、門、塔、地下貯蔵庫などが完全に保存された旧市街の町並みは、オーバーフランケンで最も見事なものである。クローナハは、また、古城街道やビールと古城街道に属する街でもある。

住民と信仰[編集]

ハースラハ川に面したクローナハの町並み。高台にローゼンベルク要塞が見える

クローナハの約18,300人の人口の内、97%がドイツの市民であり、外国人の比率は、旧西ドイツ領内ではかなり低い方である。

この街の歴史的な経緯から、62%がカトリック教徒で(特にクローナハの中心地区、南部、北部、西部に多い)、31%が福音派の信徒である(特にフィシュバッハのような東部地区に多い)。1942年までは、ユダヤ人地区があり、1883年に建設されたシナゴーグを中心としたゲットーを形成していた。この他に、『自由キリスト教』や『ジーザス・フリーク』といった教義を信じる人も少数いる。

クローナハでは、(オーバー)フランケン方言が話されている。

歴史[編集]

この街は、1003年に「Urbs Crana」として初めて文献に現れる。

皇帝ハインリヒ5世は、1122年にクローナハをバンベルク司教区に寄進した。その後何世紀もの間、19世紀初めに至るまで、バンベルクの領主司教は世俗の権利を行使し続けた。1520年頃から始まる宗教改革1648年ヴェストファーレン条約との間の時期、クローナハは、ザクセンプロテスタント勢力に対する、カトリック(バンベルク司教区)の北の防塁と見なされた。こうした境界上に位置したため、ローゼンベルク要塞は、最大にして、当時の最新鋭の城郭施設として整備されたのであった。三十年戦争では、1632年から1634年の間に何度も、クローナハは大軍勢に包囲された。守備に適した街の構造と、主婦を先頭とした勇敢な住民達の働きにより、こうした攻撃を何度もしのいだ。今日、毎年開催されているスウェーデン行進では、女性が先頭を歩き、この出来事を誇らしく記憶している。また、1759年プロイセンによる包囲も失敗に終わった。

1803年の帝国代表者会議主要決議によりクローナハはバンベルク司教区からバイエルン王国領に移った。1806年ナポレオン・ボナパルトは、クローナハに陣を張り、対プロイセン戦争に向かった。

1945年4月14日、クローナハのマルクト広場

第二次世界大戦をクローナハは比較的軽微な被害で切り抜け、1945年4月にアメリカ軍の占領下に入った。マルクト広場では戦闘行為が行われた。戦後はソビエト連邦の管理地域、後の東ドイツ、の隣接地域となり、故郷を逐われた数多くの人々の拠り所となった。

地理[編集]

市の構成[編集]

本市は、公式には67の地区 (Ort) からなる[2]。このうち孤立農場などを除く集落を以下に列記する。

  • ブルーマウ
  • デンニヒ
  • ドーバースグルント
  • デルフレス
  • フィッシュバッハ
  • フリーゼン
  • ゲヒュルツ
  • ギースユーベル
  • グロスベルク
  • グンデルスドルフ
  • ヒンターシュテッケン
  • ヘフレス
  • ホルラーヒェン
  • ユーデングラーベン
  • ケステル
  • クネレンドルフ
  • クローナハ
  • ノイゼス
  • プラーナースグート
  • ルッペン
  • ゼーラバッハ
  • ゼーラハ
  • シュタイブラ
  • フォクテンドルフ
  • ヴェッツェルスドルフ
  • ヴュストブーフ
  • ツィーゲラーデン

経済[編集]

交通[編集]

クローナハは、マンハイムからプラハへ西−東に通る古城街道と、バート・フランケンハウスからパッサウへ北−南に通るビールと古城街道の両方に属している。

地元企業[編集]

  • Loewe AG, 本社(AV機器)
  • Lear Corporation(自動車用電子部品の開発・製造)
  • Weber Maschinenfabrik(押し出し成形機、木材研磨機械)
  • Dr. Schneider Kunststofftechnik(プラスチック産業)
  • Valeo(自動車ライトとワイパー、カー用品)
  • BlueMediaStar
  • Aquaplus Brunnensanierung GmbH & Co. KG(井戸掘り用土木機械)
  • Hofmann GmbH - Die Holzfachhändler(木材加工)
  • Zahner Messsysteme(計測機械)
  • Anton Hauguth Verlag(出版)
  • Carl Link Verlag(出版)

友好都市[編集]

協力関係[編集]

文化と見所[編集]

ローゼンベルク要塞

博物館[編集]

  • フランケン・ギャラリー(バイエルン州立博物館の分館)
  • ローゼンベルク要塞の石工博物館
  • 郡庁舎内のギャラリー
  • クローナハ芸術協会のギャラリー
  • 郡文書館のギャラリー
  • ポダーザム郷土博物館
  • ノイゼスの地域博物館

建造物[編集]

  • ローゼンベルク要塞
  • ホイニシェンブルク城趾
  • オーバーシュタット(旧市街)の町並み
  • ラートハウス(市議会場)
  • 聖ヨハネス・デア・トイフェル市教区教会
  • 施療教会と市民病院
  • 労務修道院と修道院教会
  • バイエルン地方庭園展示会2002の施設

年中行事[編集]

  • 市の歴史祭、6月の最終週末
  • スウェーデン行進、聖体の祝日後の日曜日
  • クローナハのスウェーデン戦、2007年6月の最終週末
  • ファウスト演劇祭(ローゼンベルク要塞の野外劇場)
  • クローナハ射撃祭、8月15日から1週間
  • クローナハ夏期アカデミー(モザイク陶芸彫刻絵画

出身者[編集]

クローナハの名を持つもの[編集]

クローナハ号と同型機のCRJ 200

動力分散式列車「クローナハ郡」号[編集]

ドイツ鉄道の動力分散式列車バウライヘ612には、「ラントクライス・クローナハ」(クローナハ郡)の名を持つものがある。

飛行機「クローナハ」号[編集]

ルフトハンザ・シティーラインに用いられている、登録番号D-ACHHのCRJ 200は、「クローナハ」号の名を持つ。

引用[編集]

参考文献[編集]

  • Sabine Raithel/Reinhard Feldrapp: Kronach. Das Buch zur Stadt, 2002, Verlag Fränkischer Tag, ISBN 3-928648-81-0

この記事はドイツ語版を抄訳・微調整したものです。上記文献はドイツ語版の文献として挙げられていたものであり、本稿の作成に直接参照しておりません。