コンテンツにスキップ

ギグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ギグ: gig)は、音楽演奏において、

などを指すスラング(俗語)である。

概要

[編集]

本来は、特に職種を問わず、単発(日雇い)または短い期間の労働を示す言葉である。語源は諸説が入り交じっているため、正確な意味は不明である。

日本では小規模な演奏会を指しており、駅前などにおいて展開する路上ライブのことをバンド間で「ギグ」と呼称する場合があったが、今やこの用法では死語となった。広くは音楽産業業界用語として理解されており、ロック音楽などのライブ全般の呼称として、規模にかかわらず用いられる。例えば、甲斐バンドは、都有5号地(現在の東京都庁舎の敷地)で行い、3万人近く観客を集めた野外イベントを「THE BIG GIG」と銘打って開催した。また、BOØWYは、日本武道館東京ドームと、どれだけ会場が大きくなろうとも、コンサートを「GIG」と題していた。海外での使用例としては、ピンクフロイドのアルバム『狂気』に収録されている楽曲「The great gig in the sky」などがある。

関連項目

[編集]
  • ギグワーカー - 一度限りの契約による労働を一度だけ演奏になぞらえている。