カントゥス・ソナーレ

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カントゥス・ソナーレ』("Cantos Sonare" for wind ensemble)は、鈴木英史が作曲した吹奏楽曲。演奏時間は8分程度。

概要[編集]

創価学会音楽隊結成50周年もかねて、創価グロリア吹奏楽団からの委嘱により作曲された。

題名にある「カントゥス」は歌、「ソナーレ」は響きの意味。作曲者である、鈴木英史は"ひびきがうたとなり、うたがひびきとなる"という意味合いをこめている。

この作品は、作曲者が自身の他の2作品「ライフ・ヴァリエーションズ 〜生命と愛の歌〜」、「鳳凰〜仁愛鳥譜」と併せ「愛の三部作」と命名している。作曲者は、その理由は多数あるが、以下2点を例として挙げている。

  • 同時期に一般吹奏楽団からの委嘱作品として、時間制限を考えず作成したほぼ初めての吹奏楽曲であったこと。
  • 音組織上の共通点を持たせたこと(例えば最初の和音がどれもニ短調のコード)。

改訂[編集]

本作品は初演の後、2004年の全日本吹奏楽コンクールでの演奏のために改訂が施されている。そのため改訂版が作成された後の楽譜には、初演版(Original version)と改訂版(Revised version)の両方が掲載されている。

作曲者は、どちらを演奏するかは演奏者の判断に任せているが、2つを混在させることは許可していない。作曲者は改訂版での演奏を望んでおり、楽譜も改訂版のほうが先に掲載されている。

編成[編集]

編成表
木管 金管
Fl. 2, Picc. Tp. 4, Flh.2 Cb. 2
Ob. 2 Hr. 4 Timp. 1
Fg. 2 Tbn. 3, Bass スネアドラム,テナードラム,バスドラム,クラッシュシンバル,サスペンデットシンバル2,ハイハットシンバル(※),ボンゴ(※),3 トムトム,タムタム,トライアングル,ウィンドチャイム,グロッケンシュピール,ヴィブラフォン,マリンバ,チューブラーベル,ハープ,ピアノ,シンセサイザー
Cl. 6, E♭, Bass 2, C-Bass Eup. 2
Sax. Alt. 3 Ten. 2 Bar. 2 Tub. 3

※ 改訂版(Resived version)のみ

初演[編集]

  • 2004年2月22日、東京芸術劇場大ホールにおいて、佐川聖二指揮による創価グロリア吹奏楽団の演奏(初演版)
  • 2004年8月1日、西新井文化ホールにおいて、佐川聖二指揮による創価グロリア吹奏楽団の演奏(改訂版※)
  • 2005年1月10日、所沢市文化センターにおいて、瀬尾宗利指揮による、ソール・リジェール吹奏楽団の演奏(改訂版)

2004年8月1日の改訂版演奏はコンクールの時間制限によりカットされている。そのため改訂版全ての初演は2005年1月10日となる。

音源[編集]

  • 鈴木英司/吹奏楽の世界 VOL.1
  • 「TITAN」/佐川聖二指揮・創価グロリア吹奏楽団
  • 全日本吹奏楽コンクール2004 Vol.13 一般編II
  • 全日本吹奏楽コンクール2008 Vol.14 一般編II

参考文献[編集]